ART TOUCH 絵画と映画と小説と

もとは美術展評のブログ 絵画と映画と小説と、そして哲学を少々

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.--[--] Post --:--  CO:-  TB:-  スポンサー広告  Top▲

COMMENT

NAME

SUBJECT

BLOG/HP

PASSWORD

COMMENT

SECRET: ※非公開コメントにしたい場合はBOXにチェックをして下さい ⇒ 

SUBMIT: 送信 

TRACKBACK

スポンサーサイト のトラックバックアドレス
http://petapetahirahira.blog50.fc2.com/tb.php/772-fd9c3d94
 ⇒ この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

岡田武さんへの返事(1)

三ヶ月も返事を書かずにごめんなさい。いつも、的確な質問ありがとうございます。以下、岡田さんのコメントを転載させて頂きます。


 ご丁寧な返事、ありがとうございました。
私が安積様の文章に、興味をかき立てられたのは、知覚と錯覚とイリュージョンに、あえて異なる意味を与えることにより見出される絵の要素を問題にされているのではないかと考えたからです。私の理解では、用語の問題として、錯覚やイリュージョンは知覚に含まれ、「錯覚という知覚」であり、これに関しては対立する語句として、区別するようなものでは無いと思っています。
 又、私の誤解への指摘、眞にありがたいのですが何分、私はフッサールを読んだことが無く、「現象学的還元がされていないから」といわれても困ってしまうばかりです。そして「現象学的還元がされていない」事柄は総て間違いになってしまいます。
 図像学や色彩心理学を持ちだされ、これらは絵の面白さ、良し悪しとは当然の如く関係は無いと断言しておられますが、それには一定の論拠が必要でしょう。私は図像に内在した意味性こそ重要な絵の要素であると考えています。たとえば信貴山縁起絵巻の面白さは、かなりの割合で図像の意味性に拘っています。
 又、赤の赤さを理解するには赤を見なければならないということですが、赤を理解することと赤さを感じることとは別の次元ではないでしょうか。その赤がアナタが見ている赤と同じであるかという保証は、理解としての赤という言葉をおいて他には無いでしょう。赤という言葉が赤の同一性を保証しないのでは無く、同一性を保証するのは唯一、赤という言葉のみであると、私は思っており、それが絵を語る上で重要な視点ではないかと考えています。信念とは、ある事柄についてもたれる確固とした認識ないし考えであるから、それは上記同様、理解の範疇です。クオリアはもう一方の次元の感覚の問題であろうかと思います。
 ブログ『養老孟司』を拝見しました。養老孟司氏のことは何も知りませんのでコメント出来ませんが、ただ、ソシュールはシーニュの持つ作用を絵の記号に当てはめようとした訳ではありません。むしろ絵の記号を一般記号として、意味作用を司る言語記号と分離したのであり、そのことが私が疑問に感じる点です。


重要な問題点がほぼ網羅されているところを見れば、私の駄文も岡田さんの頭の中の整理には役だったのだと、喜んでいます。さて、質問は以下のように纏められると思います。

0 知覚と錯覚とイリュージョンの区別が曖昧だ。誤魔化しているのではないか。
1 現象学的還元なんて訳分からんことを持ち出すのは卑怯だ。
2 図像学や色彩心理学は絵の良し悪しに関係がないというのは間違いだ。絵巻物の面白さは図像の意味の豊かさにある。
3 赤という同じ言葉が赤の同一性を保証する。クオリアの問題。
4 記号論の問題

最後の記号論に関する質問の意味が分かりにくいけれど、他の4つの疑問はわかる。これまでのブログでも触れていると思うのだが、もう一度いっしょに考えて見たい。

たぶん、これはフォーマリズムの問題に帰着して、議論はかみ合わないだろう。それでも、無駄ではないでしょう。




2011.09.06[Tue] Post 00:36  CO:0  TB:0  美術評論とは何か  Top▲

COMMENT

NAME

SUBJECT

BLOG/HP

PASSWORD

COMMENT

SECRET: ※非公開コメントにしたい場合はBOXにチェックをして下さい ⇒ 

SUBMIT: 送信 

TRACKBACK

岡田武さんへの返事(1) のトラックバックアドレス
http://petapetahirahira.blog50.fc2.com/tb.php/772-fd9c3d94
 ⇒ この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

Log in*/RSS*】  Design 「AZ+」Plugin Template...  Page Top▲
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。