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もとは美術展評のブログ 絵画と映画と小説と、そして哲学を少々

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また、岡本太郎のイベントか

asahi.comのニュースに「岡本太郎さん作の壁画にいたずらの絵 原発事故描写か」の記事を見て、「やっとはじまった」と思った。

というのは、福島原発事故で水素爆発があったとき、きっと岡本太郎財団(?)が利用するだろう、利用しない手はないと思っていたからだ。岡本太郎記念館の平野暁臣館長の「福島原発を描いたのだろう。繰り返されたら困るが、単なるいたずらではなく、芸術としてやろうとしたのではないか」というコメントを読んでなおさらその感を強くした。

面倒だろうが、私の『岡本太郎≪明日の神話≫特別公開(東京都現代美術館)の美術展評』を読んでほしい。

岡本芸術とはイヴェント芸術なのだ。もちろん平野暁臣館長が企画したわけではないだろうが、内部の協力がなければ、作品を傷つけずにコレだけみごとな据付と仕上がりは無理だろう。

真相は判らないが、『同心町日記』に似たような疑いが書かれていた。『同心町日記』は佐藤忠良やクレー、ゴッホなどの批評が的確で、趣味も似たところがあるので、ときどき覗いている。後半の部分を引用。

作品に直接的な危害が加えられている訳ではないので、これをユーモアとして受け入れるだけの許容が社会の側にあてもよいと思いますが、当事者たちが名乗り出て来て、「作品の収益を被災地に募金する」とか言い出す事態にだけはなって欲しくないです。被災地に送る義援金を集めるのは立派のことですが、被災者をダシにして、自らの行為を正当化しようとするのは、被災者をダシにして、増税を叫ぶ人たちと何ら変わりがありません。それは恐ろしく想像力の欠けた行為となるでしょう。


犯人が義援金を集めるなんて、あまりに岡本芸術にピッタリのイベントなので、思わず笑ってしまいました。











2011.05.14[Sat] Post 22:45  CO:0  TB:0  ~岡本太郎  Top▲

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