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《総力特集 村上隆》 美術手帖(2010年11月号)

ベルサイユ宮殿の村上隆をみると、パリ万博の有田焼を思い出す。あの大きな有田焼の花瓶はベルサイユ宮殿でも、きっと村上の作品と同じように栄えたにちがいない。

ヘラクレスの間の《Tongari-Kun》もすばらしいが、《Flower Matango》はとりわけ鏡の間のシャンデリアに調和して、その豪華さに負けていない。《Matango》の円とバロックの楕円の曲線がハーモニーを奏でている。

このことを、カルティエ現代美術財団で村上隆個展を企画したディレクターのエルベ・シャンデスは、「ベルサイユ宮殿の特徴、つまり、巨大で、強烈で、作品が装飾の海に埋もれてしまいそうになところをよくつかみ、その文脈の中で自分のポジションを巧みに確保していたと思います。」(『美術手帖』p32)と述べている。

それなら、ジャポニスムという観点からはどうだろう。有田焼はたぶんシノワズリの範疇であり、フランスの近代美術に影響を与えたジャポニスムは浮世絵だった。

村上隆のスーパーフラットは、もちろん、浮世絵ではなくマンガのフラットな描写のことだ。このスーパーフラットは浮世絵の平面性のようにモダニズム絵画に影響をあたえたようなものではなく、この展覧会を見る限りでは、色面をcoating(塗装)したように滑らかに仕上げた表面のことのようなきがするけれど、実際には、スーパーフラットというのは、現代日本のポップ・アートの図像学と言ったところなのだ。

それにしても、『美術手帖』の写真を眺めれば、ずいぶんと見窄らしい作品もある。なかでも《Kaikai Kiki》や《Superflat Flower》などは、すくなくとも日本人の目には、色彩が安っぽく見えるし、キャラクターのデザインはとても魅力的とは思えない。

とはいっても、ベルサイユ宮殿も夜にシャンデリアに蝋燭を灯せば豪華な雰囲気にもなるだろうが、昼間の「鏡の間」はそうとうにチープなインテリアだ。そういう意味では村上とベルサイユ宮殿はやっぱりぴったり調和する。

村上隆はベルサイユ宮殿を「万博の日本館」にしたのだ。






2010.11.26[Fri] Post 00:37  CO:0  TB:0  -村上隆  Top▲

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