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会田誠の記号論⑤

USTREAMで『会田誠+三潴末雄トークショー 』を見た。音声が悪くて三潴氏の声がほとんだ聞き取れない。会田氏の声もマイクロフォンが口から離れると聞こえなくなる。聞き取れた範囲で《1+1=2》について書く。

北京のミズマのギャラリーで、まるで山ごもりのように毎日ゼロ号の筆で《灰色の山》を書いていると、ストレスがたまる。そんなとき、たまたま安い油絵具を見つけたので、ストレス発散のために描いたという。だから、この絵は一種のアクションペインティングだ。やるとスッキリするそうだから、グラフィティ・アートでもあるわけだ。

これは流行遅れの描き方だといい、会田誠が大学に入った頃、持てはやされていた作家として、ジャスパー・ジョーンズとラウシェンバーグ、それと、ジム・ダインの名前もあげている。当時、芸大では現代アートをやってはいけないという雰囲気があったそうだが、すでに述べたように、《1+1=2》はジャスパーの数字やジム・ダインの色彩に影響されたのかもしれない。

いずれにしろ、シンボルや数字ではなく、数式を描いたところに会田の工夫がある。会田はこれまでは《美少女》《桑田》《書道教室》と漢字を使ってきたが、《1+1=2》では、欧米人も理解できるアラビア数字を使っただけではなく、それを数式の形で用いたのは、文字から象徴性を排除するためもあるけれど、ドメスティックと言われる会田誠の海外マーケットの開拓のためでもある。

もちろん海外マーケットの開拓に熱心なのはギャラリストの三潴氏のほうであり、会田氏はドメスティックと言われることに屈折した気持ちを持っている。三潴氏が、「デュッセルドルフのKunsthalleのディレクターが《1+1=2》を見て、これなら売れると言った」と言い、「わたしもいい作品だと思う」と付け加えていたけれど、会田氏は首をふって否定していた。もちろんこれは会田氏のほうが正しい。

会田誠は自分がニューヨークっ子に生まれたかったと言った。漢字はドメスティックである。それなら英語を使えばいい。でも「LOVE」なんて恥ずかしい。しかたないから数字にする。第一、《美少女》は漢字でなければ興奮しない。《書道教室》は習字のお手本だから面白い。英語では習字の手本が持つ抑圧の制度がわからない。だから会田はニューヨークに生まれたかったと言ったのだ。荒川修作のようにニューヨークへ行って英語を使ってもニューヨークっ子にはなれない。

会田誠の最高傑作は依然としてドメスティックな《書道教室》である。











2010.08.18[Wed] Post 02:11  CO:0  TB:0  -会田誠  Top▲

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