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もとは美術展評のブログ 絵画と映画と小説と、そして哲学を少々

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『マルレーネ・デュマス ブロークン・ホワイト』



東京都現代美術館の『マルレーネ・デュマス展』を見に行ったとき、カタログを買わなかった。特別感動もしなかったし、絵画として論ずべきことも思いつかなかったからだ。ブログには写真的図像との関わりを書いた。自分では表象文化論のつもりだが、いま読み返してみると、混乱して何が書いてあるのか分からない。

カタログを図書館から借りてきて、あらためて見たけれど、あんなに理屈をこねくり回すほどのことはなかったのだ。すでに流行遅れになったPCやジェンダーや死や生をテーマにした至極単純なイラスト画集だ。赤ん坊は無垢ではなく、こちらを睨みつけているし、混血の子供は右足が白く左足が黒い。ヌードは男も女も生死が定かではなく、なかにはクビを吊っている者もいる。

同じ写真を使ったゲルハルト・リヒターの作品がフォーマリズムなのに比べ、デュマスの作品は表現主義といえば聞こえがいいが、政治的プロパガンダのポスターに見える。デュマス自身もそのことを知っているのだろう、詩のような哲学的断想のような詞書(ことばがき)をつけて、芸術めかしている。

このカタログは、逆説的な意味で、若い美学生や現代美術がちっともわからない美術愛好家に大いに役立つだろう。とくに巻末にある解説やインタービューは、美術は作品ではなく、ハッタリ理屈が大切なことを教えてくれて貴重である。



2010.07.17[Sat] Post 22:08  CO:0  TB:0  -Marlene Dumas  Top▲

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