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会田誠個展「絵バカ」展評:渋沢和彦(産経)VS西田健作(朝日)

朝日新聞の文化欄に西田健作が『会田誠個展』の展評を書いている。産経の渋沢和彦の展評のタイトルは「『深読み歓迎』の遊びとユーモア」で、本文中にも「絵バカ」の言葉はでてこない。それにくらべ、西田健作の展評のタイトルは「馬鹿らしさ貫き本質を突く 会田誠が個展「絵バカ」開催」であり、「絵バカ」のコンセプトを前面にだしている。

渋沢は曲がりなりにも絵を見て展評をかいているが、西田のほうはオープニング・レセプションの『よかちん』のパフォーマンスの見聞と会田のインタビューをもとに記事を書いている。『よかちん』というのは旧制高校のノリで裸踊りをしながら歌う芸大伝統の数え歌のことで、今はうしなわれつつあるこのパフォーマンスをしたのは以下の理由だと、会田は言っている。

 「『よかちん』は、絵描きはバカなぐらいがいい、屁(へ)理屈より手を動かせという近代洋画以降の教えを体現していた」と会田。コンセプト重視の西洋とは正反対のこの考えは、国際競争力の無さから滅ぶべくして滅ぶ、とみる。


「近代洋画以降の教え」というのは黒田清輝以降の芸大の伝統のことなのかとも思うが、会田はたしか黒田を批判していたはずなので、その辺の事情は私にはわからない。そういうわけで、ちょっと意味不明だが、現代芸術の流れから考えてみれば、屁理屈ばかりで手を動かさないというのは、たぶん、デュシャン以降のオブジェやミニマリズム、それからコンセプチャル・アートなどのことを言っているのだろう。もちろん、具体的には『アートで候』展で批判した浅田岡崎のことだ。

そうであるならば、オープニング・レセプションのパフォーマンスではなく、会田が手を動かして初めて制作した抽象画についていささかの感想を述べなければ、今回の個展の批評とは言えないだろう。

西田健作は今回の個展のもっとも重要な作品について触れないかわりに、パフォーマンスで芸大の油彩科の女子学生が裸で「一つよかちん」のかわりに「一つよかまん」と歌ったのはジェンダーフリーだと言いたげなことを書いているが、ずいぶんと古めかしいパフォーマンスではないか。もっとも、会田の抽象画も同じように古めかしい気がするけれど。


『会田誠の抽象画』へ





2010.05.22[Sat] Post 00:32  CO:0  TB:0  -会田誠  Top▲

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