ART TOUCH 絵画と映画と小説と

もとは美術展評のブログ 絵画と映画と小説と、そして哲学を少々

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.--[--] Post --:--  CO:-  TB:-  スポンサー広告  Top▲

COMMENT

NAME

SUBJECT

BLOG/HP

PASSWORD

COMMENT

SECRET: ※非公開コメントにしたい場合はBOXにチェックをして下さい ⇒ 

SUBMIT: 送信 

TRACKBACK

スポンサーサイト のトラックバックアドレス
http://petapetahirahira.blog50.fc2.com/tb.php/660-148bc9ae
 ⇒ この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

『あかさかみつけ』は図画工作である-- 特集展示・岡崎乾二郎(MOT)①

東京都現代美術館に『特集展示岡崎乾二郎』を見に行った。岡崎乾二郎については、以前会田誠の『浅田批判』を論じたとき、浅田彰と椹木野衣の対談『新世紀への出発点』での「岡崎乾二郎はスーパーフラットである」という発言に触れたが、そこの部分を引用する。

 

椹木―しかし岡崎さんにしても、なかなかそういう構図に治まりにくい感じもありますよね。「あかさかみつけ」なんて、ある意味ではスーパーフラットじゃないですか。

浅田―逆に言えば、村上隆というのは岡崎乾二郎のポップ化なんですよ。

椹木―センスの違いがあるとはいえ、スーパーフラットなものに可能性があるとしたら、それは案外、岡崎乾二郎だったりするのだと思う。

浅田―まさにそう思いますよ。しかしそれがまったく国際的に評価されない。日本人の分際であいつは物を考えている、けしからん、と。

だから、そういう段階では、世界市場に勝手に勝利しているアニメやゲーム、あるいはそれらを再流用した「スーパーフラット・アート」よりも、世界の 美術史を踏まえて考え抜きながら真の意味でスーパーフラットな表現を模索している岡崎乾二郎みたいな存在を応援したくなるわけです。

この対談を読んで意味がわかる人がいるだろうか。ふたりとも岡崎が「スーパーフラット」だということでは一致しているけれど、このスーパーフラットという語でお互いに何を意味しているのか曖昧である。

スーパーフラットは村上隆のキャッチコピーであって、昔の浮世絵の平面性ではなく、漫画やアニメの平面性のことだろうが、実際にはオタクのフィギュアまで含めたポップ・ジャポニカのことであり、フジヤマ・ゲイシャの焼き直しだ。平面性といってもグリーンバーグとは関係がなく、ただエキゾチシズムとしてもてはやされているのではないか。岡崎の国際評価が低いのは、ジャポニカ風の味付けがないからで、なにも絵画の平面性を考えぬいているのが日本人の分際で生意気だと思われているからではない。

浅田彰と椹木野衣のふったりは、ポップだとかフラットとかの言葉を交換して、あたかも高級な芸術論をかわしているつもりになっている。彼らが作品を見ているとは思えない。そもそも芸術論というのは作品を見ずに作品を論じる無駄話のことで、そんなものを読んでも時間の無駄だ。作品を見てみよう。

小さな『あかさがみつけ』や『ゼロサムネイル』が壁にずらりと並べてあるのを見て最初に浮かぶ感想は小学生の図画工作の展示だ。図工の先生が、あらかじめ製作方法を説明して生徒に作らせ、面白いのとつまらないのを捨てて、平凡な作品を選んで並べれば、こんな展示になるだろう。並べてみると、それなりにおもしろい展示になっているは、その平凡さの背後に反美術的態度がうかがわれるからだ。

 『岡崎乾二郎②』へつづく
2010.01.31[Sun] Post 21:41  CO:0  TB:0  -岡崎乾二郎  Top▲

COMMENT

NAME

SUBJECT

BLOG/HP

PASSWORD

COMMENT

SECRET: ※非公開コメントにしたい場合はBOXにチェックをして下さい ⇒ 

SUBMIT: 送信 

TRACKBACK

『あかさかみつけ』は図画工作である-- 特集展示・岡崎乾二郎(MOT)① のトラックバックアドレス
http://petapetahirahira.blog50.fc2.com/tb.php/660-148bc9ae
 ⇒ この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

Log in*/RSS*】  Design 「AZ+」Plugin Template...  Page Top▲
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。