ART TOUCH 絵画と映画と小説と

もとは美術展評のブログ 絵画と映画と小説と、そして哲学を少々

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.--[--] Post --:--  CO:-  TB:-  スポンサー広告  Top▲

COMMENT

NAME

SUBJECT

BLOG/HP

PASSWORD

COMMENT

SECRET: ※非公開コメントにしたい場合はBOXにチェックをして下さい ⇒ 

SUBMIT: 送信 

TRACKBACK

スポンサーサイト のトラックバックアドレス
http://petapetahirahira.blog50.fc2.com/tb.php/644-c16b0eb4
 ⇒ この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

『脳科学の真実』坂井克之


「何にでも脳を持ちだすノータリン」ということで、以前に養老猛司茂木健一郎を批判したことがある。あのときはクオリアが脳で説明できるかという哲学的な問題だったが、この本は脳科学者が「脳トレ」や「ゲーム脳」などの脳ブームを批判した著作だ。

「なんとか力」のブームが去って、「なんとかの品格」が流行して、今度は「脳ブーム」だそうだ。茂木健一郎が自分の著書で「脳を鍛える」手法が「みのもんたの脳科学」だと批判しているというところでは笑ってしまった。「アハ体験」が「脳トレ」に負けたということかな。

脳ブームに貢献したのはfMRによる脳画像で、そのリアルな画像が心の働きをリアルにしめしているようにみえたのだ。実際は脳の働きはほとんど分かっていなくて、たとえば知性は前頭葉にあるという「前頭葉神話」というのがあって、そこが活動していれば知性が鍛えられているというような実に雑な理論が展開される。

そんなこんなで、、血液型みたいに類型化して「戦略脳」「算数脳」「努力脳」「元気脳」「恋愛脳」「ひらめき脳」さらに文部省の脳研究プログラムには「総合脳」「先端脳」「統合脳」なんてのもあるそうだ。

ブームは出版ジャーナリズムの売らんかな主義だけではなく、脳研究業界の科学研究費分捕りや業績作りのためもある。脳研究者と経済学者の協力で「神経(脳)経済学」がうまれ、「脳政治学」や「神経哲学」「神経倫理」などもある。

「また人が美しいと感じる心の動きが脳のどのような働きによって生まれるのかという観点から、脳科学と芸術を融合させる領域として『神経美学』という分野も提唱されている。」そうだ。そういえば養老孟司の弟子の布施英利さんは脳とコンピュータをくっつけて『電脳美学』という著作があった。

「なんにでも脳を持ちだすノータリン」を忘れないように。
2009.11.21[Sat] Post 01:04  CO:0  TB:0    Top▲

COMMENT

NAME

SUBJECT

BLOG/HP

PASSWORD

COMMENT

SECRET: ※非公開コメントにしたい場合はBOXにチェックをして下さい ⇒ 

SUBMIT: 送信 

TRACKBACK

『脳科学の真実』坂井克之 のトラックバックアドレス
http://petapetahirahira.blog50.fc2.com/tb.php/644-c16b0eb4
 ⇒ この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

Log in*/RSS*】  Design 「AZ+」Plugin Template...  Page Top▲
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。