ART TOUCH 絵画と映画と小説と

もとは美術展評のブログ 絵画と映画と小説と、そして哲学を少々

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.--[--] Post --:--  CO:-  TB:-  スポンサー広告  Top▲

COMMENT

NAME

SUBJECT

BLOG/HP

PASSWORD

COMMENT

SECRET: ※非公開コメントにしたい場合はBOXにチェックをして下さい ⇒ 

SUBMIT: 送信 

TRACKBACK

スポンサーサイト のトラックバックアドレス
http://petapetahirahira.blog50.fc2.com/tb.php/643-42ef686b
 ⇒ この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

『デスノート』( 映画版)前・後編 ★★

宇野常寛の『ゼロ年代の想像力』をだいぶ以前に購入したまま読まずに放っておいたのだけれど、ネットなどで東浩紀や斎藤環とならんで宇野常寛に触れられることがしばしばあるので、ともかくはじめのほうを読んでみた。

すると、90年代の古い想像力を体現するのが「引きこもり」の『新世紀エヴァンゲリオン』で、ゼロ年代の想像力を体現するのは「決断主義」の『DEATH NOTE』だと書いてある。『新世紀エヴァンゲリオン』は以前レンタルで借りて、3枚目までなんとか見たが、そのあまりのつまらなさに見るのを止めたことがある。

それなら『DEATH NOTE』を読んでみようとBOOK OFFへいったが、みつからなかったので、映画版をTSUTAYAの宅配で借りて見た。前編はなんの盛り上がりもなく退屈だったが、後編で松山ケンイチのLが出てくるあたりで、まあ刑事コロンボ的な面白さがでてきて、結構楽しめた。

「決断主義」については、ここでとやかく言う必要はない。しょせんサブカルのチャート式である。そんなことより、この映画がおもしろくない理由は、犯罪者あるいは容疑者を殺すことに個人的な復讐心がないことだ。必殺仕置人やゴルゴ13が面白いのは、依頼人の復讐のためにお金をもらって殺人をすることだ。もちろん引き受けるのは殺し屋の美学にかなっている仕事だけである。

ところが、夜神月はデスノートという超能力を手に入れ、犯罪をこの世からなくすために犯罪者を機械的に始末する。夜神月はデスノートのおかげで犯罪が75パーセントも減ったというのだが、そんなことは「朝生」の死刑存廃議論みたいなもので、おもしろくもおかしくもない。そもそも死刑は犯罪を減らすためのものではない、死んでお詫びをさせるためだ。

そういったわけで、前編はまったくと言って良いほどだらけた話が続くのだが、後編もラブストーリーが絡んできて、言いなりになる美少女が現れたり、「人間に恋した死神は死ぬってことだ」なんていう決めぜりふがあったりしてトホホなところもあるけれど、ともかく厳罰化は犯罪を減少させるかといった朝生的テーマではなく、夜神月とLのどちらが相手を倒すかの知恵比べのゲームになって面白くなった。

決断主義とはどんなものか詳しくはしらないが、ともかくそんなことを知らなくてもこの映画の評価ぐらいできるというものだ。ゼロ年代を体現する傑作らしいが、そんなものいくらひねくり回しても何も出てこないだろう。

もちろんBOOKOFFで漫画を見つけたら読んでみるつもりだ。漫画には漫画の楽しみがあることぐらいはしっている。
2009.11.13[Fri] Post 01:29  CO:0  TB:0  映画  Top▲

COMMENT

NAME

SUBJECT

BLOG/HP

PASSWORD

COMMENT

SECRET: ※非公開コメントにしたい場合はBOXにチェックをして下さい ⇒ 

SUBMIT: 送信 

TRACKBACK

『デスノート』( 映画版)前・後編 ★★ のトラックバックアドレス
http://petapetahirahira.blog50.fc2.com/tb.php/643-42ef686b
 ⇒ この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

Log in*/RSS*】  Design 「AZ+」Plugin Template...  Page Top▲
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。