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『グラン・トリノ』クリント・イーストウッド監督★★★★★

ネタバレ注意!

久しぶりに映画を見て泣いた。

ギャングたちにレイプされたスーが帰ってくる。それを見たウォルトは黙って自宅に帰り、台所の戸棚を拳で壊す。ひとりで暗い居間のソファーに座っていると、涙が右の眼から一筋落ちる。ダーティー・ハリーが涙を流すなよと思ったけれど、もちろんこんなところで僕は泣きはしない。

そこへ神父がやってきて、二人で話す。ウォルトが神父に君がタオだったらどうすると訊く。神父は「私がタオなら復讐する、あなたと一緒に奴らを殺します」という。ここでも我慢できた。

そのあと、ウォルトは神父にビールを勧める。これまでも薦められたことがあったけれど、神父は断っている。でも、このときは神父は飲むと答える。このあたりでちょっと涙腺があぶなくなった。

神父は後ろにあるクーラーからビールを出して、二缶をウォルトに渡す。ここまでは我慢できた。そして、自分のためにも二缶だして、一つをテーブルにのせ、もう一つの缶のプルリングをあける。ここで涙があふれてきた。かってこんな真情あふれるシーンがあっただろうか。

あとは、背広の仮縫いに行き、床屋でひげを剃ってもらい、懺悔をして、タオを地下室に閉じこめて一人で復讐に行く。涙が流れないように瞬き(まばたき)をこらえた。

笑えるところもある。何十年ぶりに懺悔に行き、くだらないことを懺悔するが、朝鮮戦争で子供を殺したことは懺悔しない。そのことを知っている神父は懺悔をうながすのだが、ウォルトはさっさと懺悔聴聞室を出て行ってしまう。神父はあっけにとられている。ウォルトは女房の願いを叶えるために懺悔にきたのであり、神を信じているわけではない。ウォルトの遺言書には家屋を教会に寄付すると書かれていた。

それなのに、ウォルトはモン族のギャングに一斉射撃されて地面に仰向けに倒れると、大の字ではなく、両足を閉じ、両腕を広げて十字架のように倒れる。そうしたら、袖口からながれる血が右の手のひらを伝わって流れ落ちた。聖痕である。やりすぎだろうと笑ったら、涙がぽろぽろ落ちた。
2009.10.28[Wed] Post 00:54  CO:0  TB:0  映画  Top▲

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