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もとは美術展評のブログ 絵画と映画と小説と、そして哲学を少々

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こんにちは。和田事件で思い出されるのは下田ギカン事件。どちらも盗作。そして芸大。おそらく問題の根は石膏デッサン。そして役人どもにまったく美的センスがないことが原因。
2006.07.29[Sat]  投稿者:yamadera  編集  Top▲

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和田事件始末4

和田事件始末4(美術手帖8月号)

美術手帖8月号に「和田盗作問題を考える」の記事
少し遅いが、月刊誌の編集上しかたないのだろう。そのかわり、この問題を一画家のモラルの問題とせず、美術評価システムが機能不全に陥った責任を、美術界や国に問うている。
 執筆者は椹木野衣東谷隆司である。*
 椹木氏は、文化庁の賞選考や美術助成全般にわたる不透明性を批判しているのに対し、東谷氏はもっと具体的に評論家美術館画廊美術団体の談合体質を俎上にのせている。なかでも、興味深いのは、美術展カタログに寄稿することで、いかに評論家と画商と画家が癒着していくかを具体的に示していることだ。
 このことを東谷氏は、ただ「和田義彦 ドラマとポエジーの画家」展カタログの「主要参考文献」で、誰が和田の個展カタログに寄稿しているか調べるという簡単な方法で明らかにしている。
 和田を大臣賞に熱心に推薦したという、例の瀧悌三が、日動画廊の和田個展のカタログに4回も巻頭文を書いていると言うのだ。これには思わず笑ってしまった。というのも、わたしは、「和田事件始末3」で、

 「笠間日動美術館に行くと、画家と画廊がどう癒着しているかよくわかるから、是非、一度行ってみることをすすめる。私は『熊谷守一展』を見に行ったついでに常設展を見たのだが、藤田嗣治の絵が三枚展示してあり、一枚は東京国立近代美術館の「藤田嗣治展」に貸し出し中で、あとの二枚は藤田の作品とはとても思えない(おそらく贋作だろう)のが展示してあった。そのほかにも画家のパレットや船越保武作の創立者夫婦の胸像などもあって、さながら田舎のお寺の秘宝館みたいで、無気味です」

 と、書いていたからだ。この日動画廊は「佐伯祐三真贋事件」でも暗躍した画商で、美術愛好家は一度は笠間日動美術館に行くことを勧めます。きっと、絵を買うのがいやになると思います。少なくとも日動画廊では。日動画廊主人のパレットのコレクションは有名だから、雑誌などで見た人も多いでしょう。でも、実際に見ると、なんともいやな俗っぽい趣味だということがわかります。
 
 話を戻すと、二人の書いていることに、取り立て新しいことはないが、共通していることに、いわゆる美術のジャンル分けの無意味さの指摘がある。二人とも、写真家の杉本博司がいったんは候補になりながら、前年に同じ写真の宮本隆司が受賞しているので、杉本の受賞が通らなかったという選考過程を批判しているのだが、ことは写真に限らない。洋画と日本画の区別はもちろんのこと、新人かどうかだって、イラストと絵画の区別だって怪しいものだけれど、そうしているのは、結局は賞という利権の分配を表向き公平にするということなのだ。

 椹木氏は、文化庁の選考委員会に、あるべき美術について議論しろと提言するが、そんなことは出来るわけはない。そもそも椹木氏自身がアートの方法や戦略について書くだけで、「美術」について、特段のことを書いていないではないか。

 ネットで調べたら、山口裕美という人が主宰する「トウキョウトラッシュアートアワード」というサイトにぶつかった。この賞の審査員に、ちょうど椹木野衣と東谷隆司の二人が名前を連ねているのだが、捏造事件の考古学者に特別賞を与えたり、審査委員にお手盛りで授与したりと、結構ふざけているようで、最後はマジメに審査している。
 主宰者の山口裕美はこの賞に批判めいたことを書いた掲示板に、「作品の判断は私の独自・独断の価値基準でやっている」のだ、文句があるのかと啖呵を切っているのは、まことに小気味のいいことだが、それがいえるのは、主宰者がこの賞を自分のポケット・マネーで運営しているからだろう。(実際にTOKYOTRASHがどう運営されているか知らない)http://www.so-net.ne.jp/tokyotrash/_ttaward/ttaward00_talk04.html

 しかし、税金で運営している芸術選奨はそうはいかない。結局は公平という名目で談合が行われることになる。(あまりにも低いレベルでの談合だが)
 わたしは、国が賞を与えるのはやめた方がいいと思うものである。税金があれば、必ずそこに腐敗が生まれるのだ。
 同じようにメセナも、もう少し上品にだが、必ず腐敗する。法人の金も税金とおなじように芸術を堕落させるのだ。
 なにごとも、山口裕美氏のように自分の金で独断的にやるのが一番なのだ。もちろん山口氏はネット世界だけでやっていくわけにはいかないだろうし、既成の美術ネット・ワークに組み込まれるおそれは十分にある。

 山口氏は選考委員会で椹木氏他が推薦する束芋を断固拒否したのは賞賛に値するが、他方では、嫌いだった村上隆を見直すという修正も行っている。もちろん、メジャーになった村上にすり寄ったわけではないのだろうが、それならそれで、きちっと理由を説明すべきで、それを掲示板で批判した美大生に対して、椹木野衣と村上隆という権威を持ち出して、「お前たちにそんなことを言う資格はない、悔しかったらやってみろ」とエライ剣幕で罵っているのは、いささか品性に欠けるというものだし、やっぱり権威にすり寄っているだけではないかとおもわれてもしかたのない物言いではないか。
 いずれにしろ、美術評価の問題は難しい問題には違いないし、その中で山口裕美のウェブでの試みは、おおいに期待できるだけに残念なことである。
 
 ジャンル分けや美術評価の問題で、あからさまに論じられてはいないが、じつは一番大きな問題は、美術と反美術の対立で、両者の議論はかみ合わないままこれからも続くのだろう。
 この問題を巧妙に避けている椹木野衣の『日本・現代・美術』の感想文は近いうちに書く予定です。


 メセナについては私の「カルティエ現代美術財団コレクション展」評を見て下さい。http://petapetahirahira.blog50.fc2.com/blog-entry-23.html

 それから、上田高弘は『モダニストの物言い』で、公務員である学芸員がギャラリーの展覧会のカタログに寄稿することを批判していました。(これは藤枝晃雄の間違いでした、すみません)それと某美術評論家の明らかなインサイダー取引を知っているとも書いてあります。 
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2006.07.23[Sun] Post 00:09  CO:1  TB:0  和田盗作事件  Top▲

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