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『おくりびと』滝田洋二郎監督

『アキレスと亀』を見たあとだったので、なんとなく見ていてほっとした。映画らしい映画である。山崎努と本木雅弘の老若のコンビも映画の定番だし、広末涼子のぶりっこも適度に押さえられて、夫の本木が初めて死体に触れた日、帰宅して妻の広末の文字通り肌を求めるシーンは、死を恐れる人間のこれも定番シーンなのだが、広末の地がでているのか、たいていの日本の女優がおちいるわざとらしさもなく、顔をほんのり紅潮させて笑うところは、宮沢りえとはちがう魅力がある。

いろいろ難癖をつけるところはたくさんあるのだが、なによりしっくりこなかったのは、この映画の背景にあるとおもわれる差別問題である。給料がいきなり50万円だったり、妻に納棺師であることを隠したり、それを知った妻が家を出たり、友人がそんな仕事をやめろといったり、戻ってきた妻が生まれてくる子供ために納棺師の仕事をやめてくれとたのんだりと、なにをそんなに大袈裟なという違和感がぬぐえなかった。

納棺には何度か立ち会っているが、葬儀社の社員が手際よくやっていたし、母親から湯灌のときに誰それが生前の約束だと誰それの金歯を取ろうとしたまるで落語のような話を聞いたぐらいで、新潟の田舎でも差別なんかなかった。おそらく山形にだってなかっただろう。実際に納棺師の仕事は、戦後葬儀社が考え出した新商品のようだ。結婚式の新工夫に似ている。

そういうわけで、いろいろ伏線を張って、後半はそれこそドタバタと都合良く、妊娠、風呂屋のかみさんの死、納棺師としての夫の仕事を見る、石の心、父の死の知らせ、遺体の引き取りの拒否、社長棺桶をプレゼント、父の死化粧、父の手の中に石、父との和解、そしてもちろん妻との和解、と言う具合に物語は予想どおりに進む。

たぶん、腹を立てる人と涙を流す人に分かれるだろう。ニョウボはシナリオがでたらめだと腹を立てるだろう。しかし、どんなつまらない映画でも、和解があればそれはそれで名作なのである。幸いニョウボはいま娘の出産のため東京に行っている。だから、この映画はひとりで見た。
2009.05.30[Sat] Post 02:40  CO:0  TB:0  映画  Top▲

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