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もとは美術展評のブログ 絵画と映画と小説と、そして哲学を少々

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『ネオテニー・ジャパン---高橋コレクション』(上野の森美術館)

都美術館の『日本の美術館名品展』のあと、上野の森美術館の『ネオテニー・ジャパン---高橋コレクション展』を見た。

高橋コレクションの大半は『美術手帖』の特集で取り上げられたことがある美術家だ。ミズマや西村や原美術館などで見たことがある作家も多い。日本にもやっとアメリカのようなコレクターが現れたということか。

タイトルの「ネオテニー」というのは、本来は「幼形成熟」ということで、変態する動物が、変態せずに幼生のまま生殖可能になることをいうのだが、ここでは、変態のしない哺乳類の子供が親から乳をもらったり保護してもらうために可愛いい姿形や仕草をしているという、動物行動学上の俗説(?)のことを意味している。

「ネオテニー」が「かわいい」ということなら、それはなにか特別の美的価値にかかわることではなく、「オタク」や「スーパーフラット」や「クールジャパン」と同じようにファッションである。「KAWAII」は東京ブランドのキーコンセプトで、ちょっと古いけれど、セレブが来日すると渋谷の「109」でかわいいファッション・ブランドを買って帰るというトピックスをテレビで見たことがある。

「ネオテニー」がファッションならいずれ古くなる。会場を一巡して失望した。いま、まさに旬の作家を集めたのだろうが、すでに古めかしく感じられる。会田誠の『大山椒魚』はイラストで、名和晃平の『Pix-Cell』はおおきなビーズ細工に見えてしまう(注1)。東京都現代美術館で見たもの派、具体、ハイレッドセンターの展示や、原美術館の現代アートのコレクションを思い出す。

村上隆の『Mr.DOB』が天井から吊してあった。「ダッコちゃん」を思い出してギョッとした。

編集者と作家とギャラリストと批評家と美術愛好家がコレクターのまわりに集まって、「上野が日本現代アートの聖地に」(産経新聞)なった。高橋コレクションにはたしかに勢いがある。しかし、その華やかさの背後にすでにがらくたが見える。「海外の目も注目」(産経新聞)しているそうだが、いかにも古めかしい表現ではないか。

高橋氏はコレクションのために美術館を作るという。その美術館が日本の現代美術の聖地になるのか、それとも風俗資料館になってしまうのかわたしにはわからない。でも、せっかく日本に出現した新しい起業家タイプのコレクターだ。これまで一億円を投資したという。それが百億円の価値になることを期待してやまない。そのためには・・・・・


注1:会田の『書道教室』や名和の『Air--Cell』は好きである。

会田  誠:http://petapetahirahira.blog50.fc2.com/blog-entry-139.html
名和晃平:http://petapetahirahira.blog50.fc2.com/blog-entry-68.html
2009.05.23[Sat] Post 02:53  CO:0  TB:0  美術展評  Top▲

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