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村上春樹 エルサレム賞授賞式スピーチ(2)

『文藝春秋』に掲載された村上春樹のインタービューを、図書館で読んだ。斜め読みだったが、私の村上スピーチの理解はおおむね正しかったとおもう。

そのあとYoutubeで田中康夫が斎藤美奈子の村上スピーチ批判(朝日新聞)についてしゃべるのを見た。なんでも、斎藤は、「壁と卵」の比喩について、卵の側につくなんて総論をいうのは易しい、だれも壁の側につくなんて言うはずはないと村上を批判したらしい。

朝日新聞は読んでいないので、斎藤が何を言いたいのか正確には判らないが、「壁と卵」が「ガザとイスラエル」、「弱者と強者」の比喩でないことは、村上ははっきりと言っている。

そもそもこのスピーチ論争は、村上がイスラエルのガザ攻撃を批判したという捏造記事に端を発している。もちろんそのまえにパレスチナ側が村上のエルサレム行きに反対したということもあった。ところがスクリプトを読んでみると村上が一方的にイスラエルを批判した訳ではないことをしった左翼たちが、スピーチの揚げ足取りをして、難癖をつけている。

壁と卵の比喩も、小説家は嘘つきという文学論も凡庸ではあるが、論点を政治から文学へ巧みにずらす。村上は『文芸春秋』のインタービューで、イスラエル批判をしてイスラエル大統領を不愉快な気持ちにさせたと言っているが、たぶんそれは大統領の誤解だろう。

村上は、また、学生運動やオウム教の正論原理主義について語っているが、スピーチではイスラム原理主義に触れていない。ハマスのイスラム教とイスラエルのユダヤ教を比べれば後者の方が世俗化が進んでいるのはたしかだし、エルサレム賞が単にプロパガンダの賞でないことは、村上春樹自身が授与したことでもわかる。そして、村上春樹は卵の側にたつイスラエルの読者に感謝することで、文学を擁護したのだ。

このことで思い出すのは、中国の文化大革命のとき正論原理主義(造反有理)の紅衛兵の側にたった大江健三郎のことである。彼は今老残の恥をさらして自覚がない。



2009.03.31[Tue] Post 12:40  CO:0  TB:0  村上春樹  Top▲

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