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村上春樹 エルサレム賞授賞式スピーチ(3)

村上春樹のジレンマ

「卵と壁」の比喩のことで、村上春樹バッシングが続いている。

エルサレムに行けば、イスラエルのガザ攻撃を認めることになり、行かなければ、エルサレム賞が政治的プロパガンダだというパレスティナの言い分を認めることになる。

これは大江健三郎にはジレンマにならない。大江にとって「政治と文学」の問題はサルトルの「飢えて泣く子のまえで文学は何ができるか」のまんま停止してしまっている。(たぶん)

村上はこのジレンマを「卵と壁」をガザとイスラエルの比喩ではなく、個人の内面の問題にずらし、文学を擁護することで、ジレンマを回避した。

パレスティナ側はイスラエルが文学賞を政治的に利用していると言うけれど、エルサレム賞はこれまでの積み重ねがある賞であり、その歴史で賞の価値が決まってくるのだ。文学賞を政治的に利用しようとしているのはむしろイスラムパレスチナ側である。

多くの人は、スーザン・ソンタグがエルサレム賞のスピーチでイスラエルを非難した勇気を讃えているが、彼女もまたイスラエルを一方的に非難したわけではなく、「文学と真実」についての考えをめぐらしている。

ソンタグは受賞式のあとすぐにガザ地区に入ったそうだが、村上はエルサレムにとどまって町に出た。このことで、左翼は、また、村上を非難するのだが、いったい、どちらがこの戦争の真実に近づけたのかは容易に言うことはできない。村上はエルサレムの人たちとの会話で、強制収容所の生き残りが「石けん」と呼ばれて、差別されていることを知る。

2009.04.03[Fri] Post 01:38  CO:0  TB:0  村上春樹  Top▲

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