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産経新聞は朝日新聞よりアサヒってる

産経新聞が自社の特別記者千野境子を人事院に押し込もうとしていることはすでに書いた。そうしたら、今日(3/8)の産経新聞の『日曜経済講座』に論説副委員長の岩崎慶市氏が「政策はまっとうな議論で」というタイトルで、とてもまっとうとは言えない文を書いている。こんな文章を書くのは岩崎氏が霞ヶ関(財務省日銀)と癒着しているだけではなく、「学部レベルの経済学」(2ちゃんねるで覚えたw)も理解していないからだ。

岩崎氏は財務省の代弁をしているようだ。公共投資だけでは不景気から脱却することができないことは、もはや経済学のコンセンサスになっているにもかかわらず、相も変わらず、悪い公共投資ではなく、良い公共投資があると言い張っている。

これは構造改革主義の「悪いデフレと良いデフレ」の変種であって、恐慌の罠からは今すぐ抜け出すためにどちらも役に立たない。岩崎氏のいうような10年先を見越した構造改革では罠から抜け出すことはできない。罠からは今すぐ抜け出さなければならない。

道路ではなく、羽田空港を拡充しろとか、中小企業支援ではなく、環境新エネルギー技術の研究開発に投資しろとかいうが、その財源を国債発行で賄うなら、マンデル・フレミングの法則で景気刺激の効果は期待できない。もちろん国債を相続税減免や無利子とセットにしても事情はさしてかわらない。

問題はデフレギャップを解消するためには財政政策ではなく、金融緩和政策が必要だが、金利をゼロにしても、デフレ下では実質金利はゼロにならない。それなら日銀がお札を刷って、国債を買えばいいのだが、日銀はバランスシートが悪くなるといって、買おうとしない。だから政府紙幣を発行しようというのだ。

岩崎氏は「政府紙幣」発行に関してはほとんど嘘に近いでたらめをいう。明治の太政官札はむしろ成功した例だと考えられるし、当時は今と違って貨幣制度が江戸幕府からの移行期にあり、幕府幣制と藩札、不換紙幣と兌換紙幣、中央銀行の成立、為替制度の混乱など激変の時代であり、そのことを考えれば、むしろ明治維新は、その財政金融政策によって富国強兵を成功に導いたといえるだろう。それを失敗だったとは財務省日銀の言い訳に与するものだ。そして、岩崎氏は変なことを言う。

いまも政府紙幣は先進国に例のない「一国二通貨」を生むことになり、重要な国家統治機能の一つ「中央銀行の独立性」を破壊しかねまい。

硬貨は政府発行貨幣だから、日本はいまでも「一国二通貨」だ。しかし、交換レートが一対一の固定だから、二通貨制度に見えないだけだ。でも、シニョレッジはそれぞれ自分のポケットに入れている。

「中央銀行の独立性」というのも変な言葉だ。中央銀行の独立性には「手段の独立性」と「目標の独立性」があって、日銀がもっている独立性は手段の独立性だ。岩崎氏がどういう意味でつかっているのか判らない。日本銀行のHPには、政府からのインフレ圧力にまけない独立性だと説明しているが、デフレのままにしておく権利など日銀にはない。いまのままでは、ただ日銀の行益を守っているだけで、国益を損なっている。

「中央銀行の独立性」が国益を損なった例がウィキペディアに出ていたので引用する。

 中央銀行の独立性がもたらした弊害の最悪の事例として、第一次大戦後のドイツにおけるハイパーインフレーションが挙げられる。当時のドイツの中央銀行であるライヒスバンクは政府からの独立性は高く、中央銀行の総裁は終身制であり、議会に罷免権はなかった。
 そのため私企業の手形割引を濫発して通貨が大増発され、1兆倍のインフレが発生。日常の経済活動遂行にも障害が発生した。そのとき政府はハイパーインフレ抑制のためにライヒスバンク総裁の罷免を考えたが、終身制を理由として辞任しなかった。
 その後1923年に総裁が急死し、銀行家シャハトの協力によりレンテン銀行(Deutsche Rentenbank )が設立され、政府が新しい総裁を任命し、新しい通貨のレンテンマルクの発行によりインフレが収束した。

我が国では福井総裁がファンド投資のスキャンダルを起こしたにもかかわらず、政府がインフレ圧力をかけていることを幸いに、日銀の独立性を守るという大義名分で、辞任しなかったのである。

岩崎氏はしきりに政府紙幣の償却のことをいうが、政府紙幣は債券ではないのだから、償却する必要はない。ただ、インフレという形で償却されるのだ。だから、インフレが起きなければそのままほっておけばいいということになる。流動性の罠にはまっているときにちゃんとコントロールすればハイパーインフレがおきることはない。だから、政府紙幣の発行は、日銀が国債を買って焼却(償却ではない)すれば同じことだ。

わたしは素人だけど、岩崎氏が財務省日銀の言い分をそのまま書いているということぐらいは察しがつく。その証拠に

「政府紙幣について『とるに足らない話だ』と切って捨てた与謝野氏」

の写真がデカデカと出ていたことでも判る。産経新聞は朝日新聞よりアサヒってる。
2009.03.09[Mon] Post 22:46  CO:0  TB:0  経済  Top▲

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