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高橋洋一と池田信夫

自民党総裁選の立候補者の会見をテレビで見た。経済政策と外交政策を聞くためだ。外交政策は石破茂氏が国防問題として触れていたぐらいで、経済政策も曖昧で誰もが同じようなバラマキっぽいことを言っていた。

ただ、小池氏百合子だけが、これは第三次石油ショックだから省エネをしなければならないと、燃料費補助などのバラマキに反対するようなことをちょっとにおわせていた。

小池氏のアドバイザーは高橋洋一らしいとは聞いていたが、今週の「週刊文春」のインタビュー記事で、高橋洋一は、自分に経済政策を作らせれば、金融政策減税省エネ促進だけだといっている。小池氏が省エネにふれたのはクール・ビズの省エネで売りだしたこともあるが、高橋氏のアドバイスもあったのだろう。

インタビュー記事で高橋氏は福田内閣の「安心実現のための緊急総合対策」(総合経済対策)について、財政政策ばかりで、二兆円が無駄になると明快に述べている。これは教科書通りのことで、「変動相場制のもとでは、財政政策は効かない」からだ。資金調達のために国債を発行すると長期金利が上昇し、円高になる。円高になれば輸出が減り、公共投資で増えた内需を相殺してしまう。

高橋氏は「池田信夫はインフレターゲットが分かっていない」と言ったそうだが、その池田氏も「総合経済対策」は税金の無駄遣いだといっている。しかし、高橋氏にくらべ、池田氏の説明が素人にはわかりにくい。時間的非整合的政策だといっているが、これは経済政策をルールに従ってやるか、裁量的にやるかの問題だろう。ふつうはインフレターゲットを論んじるときにも出てくる話だけれど、財政出動も裁量的な政策であることはたしかだけれど、どういう具合に無駄遣いになるのか説明してくれないと素人にはわからない。

池田氏は、金融政策に関しても非対称性があると言って反対している。池田氏は経済は心理が重要だといい、人間の行動は合理的ではないから、「金融・資本市場では『規制か自由』という従来の図式は無意味で、人々の非合理的な心理を計算に入れた政策が必要だ」という。これって、結局のところ野口氏がミシュランで批判した「複雑系」のエコノミストになってしまわないか。自分が経済現象を理解できないだけなのに、経済が複雑系だから難しいといっている。

インフレターゲットはインフレにしようという政策ではない。そういう誤解を避けるために、高橋氏はインフレ・コントロール・ターゲッティングと正式な名前を使うことをすすめている。インフレターゲットは時間的非整合的な政策にならないように、さらに、情報の非対称性が生じないように、「企業と消費者」と「政府と日銀」とのあいだで行われる繰り返しゲームだ。まさに『規制と自由』という従来の図式に陥らないための政策である。明確に長期に渡る目標値を設定してごまかさない、インフレデフレの判定にどの指標を使うか明確にする。説明責任を果たすなど、できるだけ情報の非対称性や時間的非整合性が生じないようにするのがインタゲなのである。もちろん予想できないことは必ず生じるのだけれど、できるだけコントロールしようということなのだ。それを複雑系だといって得意になっても仕方ない。

時間的非整合性、金融政策の非対称性、期待効用最大化、負のフィードバック、バラマキ政策などの言葉を使っているが、素人には理解できない。それに対して高橋氏は、そんな経済用語を使わずに、素人にも分かるように説明してくれる。

まず、同じ財政政策でも、補助金や公共投資は、特定の業界に恩恵を与えるもので、全体の景気を良くしないけれど、定額減税は公共投資のようなデメリットはなく、特定の業者ではなく、全体に受益者がいるために景気底上げにつながる。前者はバラマキだが、後者はバラマキとはいえない。定額減税がバラマキだというのは役人が言っているだけだ。政治家が効果のない財政政策にこだわるのは選挙のためだという。

金融政策は景気回復に欠かせない。消費を促し、企業の活動を活性化させるには金利の引き下げが一番効果がある。しかし、公共投資補助金とちがって、受益者が広く薄くなるために、だれが恩恵を被るかわかりにくいので、選挙向けではないという。

高橋氏が池田氏と違うのは、たぶん、企業だけではなく消費者の動向も景気におおきな影響を与えると考えていることだろう。知人が住宅ローンを借りようとしたが、現在の実質金利が高い上、いまの日銀の政策では、将来の金利が不透明で、高金利も予想され、結局住宅購入を諦めた。

自民党総裁に小池百合子が選出されれば、小沢民主党との対決を面白くするだろう。
2008.09.11[Thu] Post 10:15  CO:0  TB:0  名称未設  Top▲

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