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『著作権という魔物』 岩戸佐智夫

『著作権という魔物』は関係者にインタービューして、それをまとめた本なのだが、著者の視点がハッキリせず、『ウィキペディアで何が起こっているか』と同様に焦点がさだまらない本だ。これは、インタービュー形式の本が陥りがちな欠点だろう。識者(学者)にもインタービューしているのだが、かれらもまた利権の代理人である。

Web2.0時代の著作権問題は、著作権者と消費者の権利の争いではない。ポイントは二つある。ひとつはローレンス・レッシグのクリエイティヴ・コモンズの提案にかかわる問題だ。デジタル時代では、コピーが容易になるにしたがって著作権の保護が強くなる。著作権の強化は、過去の作品をもとに新しいものを創造することが難しくなるということだ。レッシグはいまさら著作権をなくすのは不可能だから、あらたにだれでも利用できるソフトの入会地をつくろうと提案する。

もう一つは池田信夫氏が『電波利権』で述べているようなメディアの問題である。著作権で利益を得ているのは作家ではなく、むしろ流通業者である。かれらは著作隣接権によって、インターネットの放送進出を妨害し、電波利権をまもうろうとしているという。

たぶん著作権も電波利権も既得権者が有利なように決められていくだろう。IP放送にすれば不必要になる電波塔をわざわざ建設するのも利権を確保するためらしい。でも、問題は、そんなことをしても無駄だということだ。しばらくは既得権をまもることはできるだろう。しかし、電波塔を建てても、インターネットでテレビ放送することを禁じることはできない。もちろん著作権で自分たちがつくったコンテンツは使わせないことはできる。それでGyaoに意地悪もできる。しかし、そんなことが果たして続けられるだろうか。コピーフリーのコンテンツが増えてきたらどうするのだ。

Gyaoは自前のソフトを作るのに四苦八苦している。制作費、なかんずくスターのギャラが高いからだ。スターを使わなければアクセスが増えない。アクセスが少なければ広告もふえない。ジャニーズや吉本は電波利権と結びついてスターをつくっている。電通も新聞雑誌から放送へ、そしてつぎはインターネットへと広告利権をねらっている。

Gyaoは地上波の利権は持っていないが、そのビジネスモデルはまったく放送局と同じである。コンテンツもテレビと同じである。おそらく、Gyaoの将来はこのままでは明るくない。これからのインターネット放送は、電通に依存しない、スターシステムを使わない、著作権をゆるくしたものになるだろう。

デジタル時代ではコンテンツを発信する費用はゼロに近くなる。制作費もますます安くなり、宣伝費も検索ソフトにまかせればゼロになる。そしてスターがいらなくなる。そうなれば、おそらくコンテンツの内容が重要になる。2ちゃんねるが生き延びているのは便所の落書き以上の情報内容があるからだ。サヨクが、2ちゃんねるを目のがたきにするのは、ただ自分たちの既得権益を守ろうとしているだけなのだ。サヨクは革命集団ではない、利権集団なのだ。そうでなければ、朝日新聞の社員が全員サヨクであり、高給をもらっている理由がわからない。

もし、いま丸山真男がいたら、彼のニセモノぶりはネットでたちどころに暴かれているだろう。

本のことを忘れていた。この本はまったく読む価値がない。そういえば、新聞の書評欄は褒めてばかりで役にたたないけれど、アマゾンの書評欄は低い評価もそのまま載せてあって、とても役に立つ。

2008.08.24[Sun] Post 00:16  CO:0  TB:0    Top▲

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