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オリンピック東京招致に賛成する(1)

これまでオリンピック東京招致には反対だった。といっても反対する積極的な理由があったわけではなく、開催できるなら開催しても良いと思っていた。ただ、北京の次の次に二度目の東京に招致するのはむりだし、そんなことに膨大なお金をつぎ込むのはやめて、新東京銀行を整理することが先だろうと思った。ところが、東京が一次選考を最高点で通過したと言うニュースを聞いて、それなら招致運動をするのも無駄ではないかもしれないと思ったのだ。

東京開催に賛成する理由は二つある。ひとつは、たぶん反対派の人たちがあげている「土建屋のためのオリンピック」がいま東京に必要だということだ。この土建屋オリンピックにたいする反対は64年の東京オリンピックのときにもあった。そして今回もすでに2チャンネルなどは土建屋オリンピック反対の声があふれている。

もちろん、64年オリンピックでは談合も贈収賄もしたいほうだいだったろう。それでも東京や日本のインフラ整備は進んだのだ。一極集中とか都市の美観が損なわれたというが、なにを基準にそんなことをいうのだろう。東京は江戸を基に作られたのだ。ご存じの通り江戸は立派なリサイクル都市であり、治安もよかったのだ。

東京の醜悪と言われる景観は、江戸の八百八町をもとに民主的に町作りをした結果なのだ。東京オリンピックの工事もそうだった。首都高なんてその最たるものだ。日本橋の上に高速道路を作ったのがそんなにわるいことか。美しい町がほしければ独裁国家になればいい。ともかくその後日本の高度成長があったわけだが、インフラは地下鉄が増えたぐらいで、40年間なにもしてこなかった。東京と地方の格差などと奇妙なことをいって、田圃のなかに車のかわりに熊が歩く道路をつくった。山手通りは石原都知事になって、やっとのことで拡張工事がすすでいる。

東京のインフラを整備するためには、東京オリンピックが必要なのだ。そうでなければ税金はみんな地方にもっていかれる。東京のインフラは貧しい。交通渋滞でしょうじる経済損失は膨大なものだ。 もちろんインフラ整備の最大の目的は、来るべき東京大震災の対策である。

以上がひとつ目の土建屋オリンピック賛成論である。二つ目の賛成論は中国の聖火リレー騒動を見て思ったことだが、いま、日本はかって返上した第12回東京オリンピックを復活開催しなければならないということだ。 北京の聖火リレーはナチの聖火リレーの再現だった。ブルーのスポーツ・ウエアの聖火護衛隊は、ナチの黒い制服の親衛隊のようであり、人権弾圧と民族浄化の象徴のように見えた。

欧米諸国はベルリン・オリンピックのとき、ナチに妥協したのだが、第12回オリンピック東京大会返上の背景には欧米の包囲網があった。今回の北京オリンピックは、チベット弾圧を非難しながら、開会式の首脳欠席をちらつかせながらも結局は妥協しようとしている。アメリカは当時と同じように中国といわば反日同盟を結んでいる。まるで大東亜戦争が続いているみたいだ(笑)。ともかく、第十二回オリンピック東京大会は、ベルリン大会に抗して、人種差別撤廃アジア解放を願う大会になるはずだった。しかし、ご存じの通り、日本は日独伊と協定をむすび、みずから「侵略者」になっていく。

ブッシュ米大統領が退役軍人の集まりで、9.11テロを真珠湾攻撃になぞらえ、神道の狂信的な国に民主主義を教えてやったのはアメリカだと演説した。ブッシュは、(マイケル・ムーアがいうように)バカで間抜けだから、こんなことを言ったわけではない。これがアメリカの平均的な考えなのだ。もちろんその奥底に黄色人種にたいする偏見があることはいうまでもない。

さて、64年の東京オリンピックは40年の12回大会の代わりになっただろうか。残念ながら、そうは思えない。あれは戦争に負けた日本がこんなに立派になりましたというナショナリズムの発揚ばかりが目立ったオリンピックだったような気がする。

坂井義則をしっているだろうか。団塊の世代はみんな知っているはずだ。わたしは戦中生まれだが、四十年以上たっても忘れない名前だ。かれは聖火リレーの最終ランナーで、広島に原爆が落とされた日に生まれたのだ。このことは新聞テレビで何度も繰り返されたので覚えている。

グーグルで坂井義則を検索したら、JOCのホームページに「東京オリンピックから40年」という連載シリーズがあった。その第一回が「東京オリンピック聖火最終ランナー・坂井義則氏」なのだが、これを読むと何か違和感がある。売れない芸人が、ワイド・ショーで、一生懸命自分の個人的なエピソードを語るようで、ちっともおもしろくない。よくある勘違いなのだ。聖火台までの階段が182段あるなんてどうでも良いことだ。われわれが関心があるのは、彼の誕生日のことだけだ。それがなければ坂井義則は私にとってゼロである。

ところが誕生日のことに触れたのは、ただ一カ所だけ、それも坂井氏の発言ではなく、インタビュアーの言葉として以下のように触れられている。
「坂井は原子爆弾が広島に投下された日に生を受けた。この事実が聖火最終ランナー選考に大きな要素となったのは想像に難くない。『スポーツと平和』は誰もが願う永遠のテーマだ。」
「原爆と平和」なんて戦後日本人の最大の嘘ではないか。あれはアメリカが犯した人類史上最大の罪だろう。

わたしは若い頃は親米だったけれど、原爆投下がアメリカの人種差別の表れだと言うぐらいの認識はあった。しかし、日米安保に賛成だったし、日本はアメリカの属国だともおもっていたので、平和の祭典であるオリンピックの開会式で、宗主国の原罪をあからさまに示すようなことをして大丈夫なのかと内心ひやひやしながら、テレビでアナウンサーが「広島に原爆が投下されたちょうどその日、1945年8月6日に広島で生まれた坂井義則くん」と興奮していうのを聞いていた。

しかし、心配は無用だった。みんなが本気で原爆は平和の象徴だと信じていたのだ。アメリカはもちろん、坂井氏を最終ランナーに選んだJOCも、そして坂井氏自身も。坂井氏はインタビュー記事の最後で、1972年のミュンヘン五輪のテロ事件をテレビ記者として取材した体験をふまえて、「オリンピックで、もうこんな凄惨な事件を絶対に繰り返してはいけない。今こそオリンピックを平和の祭典として再認識することが大事です。」とあくまでも、「原爆と平和とスポーツ」のスローガンを述べているのだ。

もし、二回目の東京大会の開催が決まれば、坂井義則氏の「美談」をまた繰り返し聞かされることになるだろう。かれは開会式に招待されるかもしれないし、あるいは、テレビ中継のゲストに招かれるかもしれない。それを考えるとオリンピックの東京開催に反対したくなるが、それよりも、今度こそ原爆や東京空襲の被害者たちに点火式に参加してもらったらどうだろう。

もちろんこんなことを本気で考えているわけではない。ちょっと1940年と1964年の東京オリンピックのことを比較して見ただけだ。そして戦前と今の状況が非常に似ているとおもう。アメリカがファッシストの蒋介石と共産党の毛沢東を援助して、すでにアメリカより民主的な国家であった日本を敵にしたことが失敗だったということを欧米諸国に知らしめる絶好の機会だ。蒋介石のファシスト的なプロパガンダと夫人の宋美齢の色香でまんまとルーズベルトをだまして援助をえたのだ。ところが今回の聖火リレーを使った中共政府のプロバガンダが、失敗したのだ。すくなくともまともな民主主義の国なら、中国の今回の振る舞いの異様さに気づかざるをえないだろう。

日本を非難している中国と韓国がおかしな国であることに気づかないとしたら、それはまともな国家ではないのだ。韓国にかんしてはソウル・オリンピックとサッカーのワールドカップで少なくとも参加した選手たちはその異様な韓国の民族性を知ったはずだ。そして今度は北京オリンピックだ。すでに聖火リレーの騒動があった。あのブルーの聖火護衛隊をみたら、ヨーロッパの人々はナチの親衛隊を思い浮かべたろう。大会ではどんなことが起きてもおかしくはない。もちろん中国が大混乱に陥らないように配慮しなければならない。しかし、日本はこの機会を利用しない手はない。

さいわい日本はフェア・プレイの精神があるし、応援のマナーも世界一だ。

つづきます。

2008.06.05[Thu] Post 00:43  CO:0  TB:0  オリンピック  Top▲

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