ETV特集と新日曜美術館
昨日、松井のページにアクセスが増え、夜の10時になったら、アクセス数が突然四桁の数字になった。松井で検索したらNHKのETVで松井の番組を放映中とわかった。ひとはテレビを見ながらウェブ検索をすることもわかった。炎上するのではないかと心配したが、コメントはあまりなく安心した。NHKのプロデューサーも今度は知的美人に撮ってあげたのかしら。
夕方新日曜美術館でモディリアニをやっていたが、ゲストは岸恵子だった。でも、岸恵子って壇ふみとキャラがかぶっていて、なんかふたりで張り合っているような気がして、笑えた。ついでに茂木健一郎をまぜて三人でやったら、もっと笑えたろうに。 そうそう忘れていました。NHK ETV特集のタイトルは"醜いもの 美しいこと〜日本画家 松井冬子の試み〜"だそうです。 〈もの〉と〈こと〉ってプレ・モダンのパラダイムみたいで、なんか腰がひけてないかぁ。
こんにちは。ETV特集で松井さんを見て、こちらに来ました。シンプルですてきなHPですね。こちらの松井さんに関するところはすべて読みました。
わたしは絵のことは分かりませんし、内蔵が出ているような絵は好きではありません。最近の絵はイラストみたいなのが多いなと思います。絵に対してはこの程度の認識しかありませんが、松井さんの態度(話し方やその内容)には思い当たることがあります。 松井さんの、少しノドを締めて声をつぶして話す様子と、あの容姿に似合わないぶっきらぼうな話し方に、以前の自分を思い出しました。松井さんのような話し方をする人は、きれいな女優さんやタレントさんでもいますよね。女性らしさを押さえ込んでいる人たちです。まじめな人ほどああいう風になると思います。 私たちは男女平等を男女同質と取り違えた教育を受けてきました。女性も男性と同じ能力があるのだ、男性に負けてはならない、と言われ続け、女性特有のやさしさや柔らかさを自分の中に閉じ込めました。まじめで勉強が良くできる女性ほど、「男に負けるな」という社会の期待に応えようとして、女性性を出さなくなる。だからあのようにノドを締めて声を低くし、ぶっきらぼうに対応する。(小宮悦子はニュースステーションに出るときに、声をワントーン下げるように言われたそうです。低い声=男性的な声のほうがニュースに信憑性がでるということでしょう。) いくら松井さんが「自分は女を売り物にせず、実力で頑張っているのだ」と思っても、多くの男性はあの容姿を見たら彼女の絵などどうでも良くなるでしょう。松井さんも、目の前の男性がどんな目で自分を見ているかはよく分かっていると思います。そして、傷ついていると思います。そういう目で見られるのが嫌だから、あのようなグロテスクな絵を描くのでしょう。 上野千鶴子にインタビューを受けているときに、男性が自分の絵を見て「これは見られない」と言って目を背けることがあり、その時「それ見たことか」と思う、と言っていました。「こんなに美人のあたしがこんなに気持ちの悪いものを描くのよ、さあ、それでもわたしを受け入れられる?ほら、無理でしょう」という感じでしょうか。 そしてまた、あのような絵を描くのは「痛みを分からせるため」と言っていました。その痛みとは、美人でまじめであるが故の痛みなのかなと思いました。美人だから正しく評価してもらえないという現実、でも開き直って自分からそれを利用するほどのしたたかさもない、今の自分は実力でここまで来たと信じているけど、本当はそうじゃないかも…いろいろな思いが整理できなくて心に溜まっていそうです。 わたしは子供の頃から、男の人から怖い目に遭わされたことが何度かあります(深刻ではありませんが)。よくあることかも知れないし、男の人からみれば大したことではないかもしれないけど、本人はそういう経験によって女性性を殺してしまったりする。でもそうやって生きるとなんだか苦しい。松井さんの、あのモデルの舞台メイクのようなお化粧も男性を近寄らせない方法ではないかと思います。あそこまできれいにお化粧をすると、普通の男性は怖くて近寄れません。いやらしい目で見ることすらしづらいでしょう。すると松井さんの繊細な心は守られる。 幸いわたしは女性性を受け入れることが出来るようになり、楽しく暮らしています。松井さんはまだ「人に自分の痛みを分かって欲しい」という段階で絵を描いています。心ゆくまでそれをやったら、人に愛を与える絵が描けるようになるのじゃないでしょうか。または画家をやめるかもしれませんね。 TRACKBACK
ETV特集と新日曜美術館 のトラックバックアドレス
http://petapetahirahira.blog50.fc2.com/tb.php/244-6981663b ⇒ この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー) |
人名索引プロフィール
Author: 安積 桂 カテゴリー最 近 の 記 事
月別アーカイブ
最近のトラックバックコメントブログ内検索RSSフィード |