「反捕鯨と人種差別」という記事をエントリーしたら、LOVEANDPEACEさんからコメントが入り、パタゴニアがテロ集団シーシェパードを援助しているから
ホームページを読んでその感想をブログに書いてもらいたいと言われた。
読んで見たけれど、この手の回答としては良くできていると思う。彼らも商売だから、マーケッティング戦略としてどうすればいいか普段からちゃんと模範解答を考えているのだろう。アメリカのビジネス・スクールをでたのがパタゴニアにいるのだ。あの文章は日本企業の「不祥事」の対応とはちがって、しっかりしている。
すでに資金援助はしていない、でも、これからも応援していくなんてはっきりと言っているところは、なかなかのものです。グローバル企業としての戦略がしっかりしているのです。ECO BRANDとしてやっていくとはっきりと宣言している。
ここで日本人に妥協するよりも、世界でエコ・ブランドとして売り込む方がグローバル企業として有利だと判断しているわけです。日本はたいしたマーケットではないのです。それに、日本人なんて誇りのない民族だから、侮辱されてもすぐに忘れるということも計算にはいっているのでしょう。そもそも、シーシェパードの反捕鯨運動が日本人に対する人種差別だと思っていない日本人がたくさんいるのです。捕鯨文化はもとより、鯨肉よりECOのほうが好きな日本人の方が多いのです。この勝負は残念ながらPATAGONIAの勝ちです。
もちろん私はパタゴニアを購入するつもりはありません。
この問題についてはさらに考えていきます。