ART TOUCH 絵画と映画と小説と

もとは美術展評のブログ 絵画と映画と小説と、そして哲学を少々

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.--[--] Post --:--  CO:-  TB:-  スポンサー広告  Top▲

COMMENT

NAME

SUBJECT

BLOG/HP

PASSWORD

COMMENT

SECRET: ※非公開コメントにしたい場合はBOXにチェックをして下さい ⇒ 

SUBMIT: 送信 

TRACKBACK

スポンサーサイト のトラックバックアドレス
http://petapetahirahira.blog50.fc2.com/tb.php/193-37f7cf44
 ⇒ この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

「激流中国」(2)

中村粲氏はNHKをしっかりウオッチングせよ!

 中村粲が「正論」2月号の「NHKウオッチング」でNHKスペシャル「激流中国」について間違ったことを書いている。
 「激流中国」は中国社会の暗黒面だけではなく、明暗両面をとりあげているので、それをネットで見た中国国民の共感を得た。体制批判の危険を感じた中国政府はNHKに抗議し、サイトを接続不可能にした。NHKは急遽七月八月の放送を中止し、九月から放送を再開した。再開後の番組も「チベット 聖地に富を求めて」など困難な取材を続けており、NHKは「真実の報道」と「言論の自由」を守りとおそうとしていると中村氏は褒める。しかも「激流中国」は日本のテレビ業界でも高い評価を受けているという。これは、私の印象とだいぶ違う。私はこのシリーズがヤラセではないかという印象を持った。NHKは検閲を受け中国政府の意にそうように番組を作っているようにしか思えなかった。
 そもそもこの番組がネット上でアクセス妨害されたのは、ウィキペディアによればある中国のブログが炎上したことに端を発しているらしい。そのブログを読んだ中国人の話では、高級マンションを現金で買った人物が「NHKに騙された、本当はローンで買ったのだ」と弁解したのがきっかけで、嘘だ、おまえはNHKからも金をもらっただろうなどとブログが大騒ぎになり、それが政府批判になるのをおそれて当局がアクセス禁止にしたらしい。ことの真偽はわからなが、現在ではウィキペディアからそのブログのことは削除されている。
 前後の事情からして、最初は、私が推測したようなヤラセも検閲もなかったのかもしれない。ただ、NHKが自主規制して、中国の広報宣伝の方針にそうような番組を作ったのだろう。中国は一国二制度の範囲内なら格差を報道することは容認するが、それが市場経済のゆがみをこえて、政権批判になることは許さない。そのぐらいのことはNHKも承知で、中国当局も日本のマスコミはいつも自分たちの思い通りだと安心している。
 「激流中国」も日本向けとしては許容範囲ぎりぎりだった。その意味でNHKは頑張ったといえる。しかし、それが「真実の報道」のためだというのは怪しい。たぶん、ネットで中国国内に流れるなんて計算違いだったのだ。その証拠に、北京当局に偏向報道だと抗議されると、NHKはあわてて「中国政府の立場を尊重する」と二ヶ月放送を中断する。
 もちろん、この期間、NHKは中国当局の指導を受けていたわけだ。この時点でNHKは報道機関としての資格をうしなったのだ。福田首相は靖国参拝拒否の理由として「人のいやがることはするもんじゃない。あなただってそうでしょう」といったが、NHKもどうやらそうらしい。
 そして中断後の最初の番組が2007年9月9日に放送された「民が官を訴える ~土地をめぐる攻防~」である。この番組の胡散臭さはブログに書いたとおりである。最大の「嘘」は土地を奪われた農民たちの暴動が各地で勃発し、死者も多数でているのに、そのことに触れずに市民たちの合法的(?)な裁判闘争を映していることだ。しかも、偶然撮影してあったという、指導者の逃亡生活の映像を使っているし、さらには特権的なカメラ位置から裁判所内の風景を撮すなど、とても「真実の報道」とは思えない。「冷静になろう、暴れるのやめよう」と仲間で話し合っているシーンは、どうみたって中国共産党の書いたシナリオどおりだろう。
 朝日の本田記者はなぜ騒がないのだろう。

「激流中国」(1)へ
2008.01.05[Sat] Post 23:49  CO:0  TB:0  NHK  Top▲

COMMENT

NAME

SUBJECT

BLOG/HP

PASSWORD

COMMENT

SECRET: ※非公開コメントにしたい場合はBOXにチェックをして下さい ⇒ 

SUBMIT: 送信 

TRACKBACK

「激流中国」(2) のトラックバックアドレス
http://petapetahirahira.blog50.fc2.com/tb.php/193-37f7cf44
 ⇒ この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

Log in*/RSS*】  Design 「AZ+」Plugin Template...  Page Top▲
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。