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週刊朝日と安倍逃亡

「小沢と『お冷や』」

 この文は「小沢と『お冷や」』」のタイトルで動画と静止画(写真)について書き始めたものだが、例によって脱線してしまったので、ひとまず「週刊朝日と安倍逃亡」と改題して、途中だけれどアップする。

 テレビで何度も繰り返し放映されている小沢とシーファー駐日大使の会談の映像の事で気になっていることがある。
 この会談についてはすでにみなさん御存知のとおり、小沢が一国の大使に失敬な態度をとったということだが、しかし、わたしが気になったのは、会談の時の小沢がコップの水を飲む映像が繰り返し放映されていたことだ。緊張した面持ちのシーファー大使のとなりで、小沢が笑いながら「お冷や」をごくんごっくんと飲んでいる。シーファー大使に同情した。彼は米下院での従軍慰安婦決議案に関する韓国元売春婦の証言を尊重すると言ったそうだが、まぁ、シーファーにはシーファーの事情があるのだろう。そのことはさしあってどうでもよい。小沢のことだ。テレビは何故小沢のこの「お冷や」のシーンを繰り返し放映したのだろう。
 ネガティヴ・キャンペーンなのだろうか、それとも小沢の豪腕とやらを印象づけようとしているのだろうか。どちらにもとれる映像だ。あの勝ち誇ったような笑い、そしてゴックンゴックンの「お冷や」のシーンは、どちらにしても視聴者につよい情緒的反応を起こすだろう。
 たぶん(いや、たぶんたぶんではない)、放送局は露骨に反安倍キャンペーンを展開しており、その文脈の中で見れば、「お冷や」のシーンはあきらかに小沢応援のシーンだったと思われる。テロ特措法延長の賛否よりも、ただ安倍が窮地に陥るのが嬉しくてたまらなかったのだろう。
 わたしは、この小沢の姿にいやなものを感じたが、それはテロ特措法延長や安倍続投に賛成だからではない。たぶん小沢が嫌いだからだ。もっと正確に言うと、小沢が嫌いだからあのシーンを見て嫌悪を感じたのではなく、あのシーンを見て、小沢という政治家が嫌いになったのだ。もともとわたしは小沢支持だった。リベラルとか保守とか、どちらがどうなのか政治音痴の私にはわからない。でも、小沢は国会議員の定数を減らしたのだ。もちろん小選挙区制などいろいろな党利党略があったのだろう、しかし、自分たちの利権を手放した政治家なんてこれまでいただろうか。それだけでも小沢という政治家は信頼するに足るとおもっていた。ところがどうだろう。気がついたら小沢がとんでもないことになっていた。横路と合意文書にサインしたとか、連合と手を結んだとか、共産党と統一候補を推薦したとか、わたしは新聞の熱心な読者ではないので、その間の事情はよくわからないが、とりたて驚きはしなかった。ところが、小沢が「個別所得補償制度」を創設すると知ったときは文字通りたまげた。たとえ小沢が悪魔と手を結んでも驚かない。しかし、補償制度なんて気が狂ったとしか思えない、小沢はまた食管制度まがいを復活させるつもりか。せっかく自民党の農政改革が少しずつ成果を上げ始めているときに、またばらまきをするなんてとんでもない。いや、ばらまくのはかまわない。小渕元首相は一億円をばらまいたけれど、たいした害はなかった。補償制度はばらまきではない。制度だから役人が管理するのだ。食管制度に逆戻りだ。
 それに農産物の完全自由化をしても食料自給率100%なんて支離滅裂なことをいう。経済の素人だけど比較優位の事ぐらい知っている。だいいち保証制度なんて非関税障壁になるじゃないか。それから、食料安保なんていうが、自給率0%だって、もし自由な競争の結果なら、べつに困ることは何もない。シンガポールなんか0%に近いし、反対に北朝鮮は援助や密輸のブラックマーケットがなければ、食料自給率100%だろう。外貨獲得のために食料の輸出もしているらしいから100%超えているかもしれない。餓死者で自給率を100パーセントに保っているともいえる。
 それはともかく、わたしが一番腹が立つことは、食管制度のためにまずい米を数十年間たべさせられてきたことだ。遠くは黄変米近くは古米古々米、これはみんな食管制度のためだ。それが、ちかごろお米が少しずつ美味しくなってきた。食管制度が少しずつ改善されてきた証拠にちがいない。農水大臣を非難してばかりいるが少なくとも米の味から日本の農政をうかがえば悪いことばかりではないはずだ。それに、農家の人たちもようやく覚悟し始めたというのに、小沢は格差是正なんて奇妙なことをいいだして、ことを振り出しに戻すつもりか。小沢はたしか自由化さんせいで、やる気のある百姓は分かってくれると言っていたはずだ。
 わたしにとって先の参院選挙の関心事は年金だった。この騒ぎが起きる前に五反田の社会保険庁に行ったが、けんもほろろの応対に腹をたてたことがあったので、社会保険庁の解体には賛成だし、もちろん個別所得補償制度には大反対だったから、民主党に入れる気はなかったが、それでも、これは小沢の戦略で、政権をとったら日本を官僚支配から救ってくれるのではないかという未練があって、どうしても「たよりない」安倍の自民党に投票できなかった。それで当選しそうもない泡沫候補に入れた。
 自民党が参院選に負けると、朝日をはじめとしたマスコミは勝ち誇ったように反安倍キャンペーンの調子を高めた。同じような言葉とおなじような映像を繰り返し流して、ほとんどファシズムのプロパガンダである。しかし、安倍に対する根拠のないネガティヴ・キャンペーンが強まるほど、朝日がたんに捏造事件の私怨だけではなく、安倍の戦後レジームからの脱却を憎悪していることがなんとなくわかってきた。
  わたしは、こんな姑息なプロパガンダに影響されないと自惚れていたのだが、知らず知らずに影響を受けて、小沢にくらべ安倍は頼りないと思っていた。それがまちがっていることに気づいたのは小沢のお冷やのゴックンごっくんを見たときだ。その臆病な姿を見て小沢に対する幻想は完全になくなった。しかし、それでも安倍が頼りないという思いは完全には払拭できずにいた。
 そして民意というスローガンを掲げた反安倍の熱狂のなかで安倍首相は辞任した。やっぱりかと思いながらも何か釈然としない気持ちがしたが、そんなことは忘れて久しぶりに「美術手帖」でも読むかと本屋に行って、週刊朝日の「安倍逃亡」の表紙を見て愕然とした。なぜ自民党に投票しなかったのかと悔やんだ。参院選のあと「安倍惨敗」の文字で安倍首相の顔を消した表紙もあったのだが、リアルタイムでは見ていない。これらは一種コラージュ作品として見ることもできるだろうが、その低劣さはマッド・アマノにおとらない。写真は一瞬を切り取るので、それがどんな状況で撮られたのかわからない。それを自分の都合の良いようにコラージュするなんて、いったいジャーナリズムのすることだろうか。KY事件よりも悪質なでっち上げではないか。
 朝日の捏造体質のことはさしあたってどうでもよい。ここで言いたいのは、写真を使ったコラージュのつまらなさだ。うえにあげたマッド・アマノは自分が芸術家だとおもっているらしいが、通俗的な社会政治的意見を駄洒落もどきのコラージュで表現しただけのしろもの、風刺だなんて片腹いたい。そして、なにより閉口するのは、首のすげ替えで、写真のホントらしさを自分の意見のホントらしさにすり替える素人手品を執拗に見せられることだ。
 首のすげ替えならまだよい。週刊朝日は文字をコラージュするのだ。雑誌名の上に「安倍逃亡」と言う文字を貼り付ける。「安倍惨敗」という文字を安倍の顔に重ねる。表紙はたぶんデザイナーがPhotoshopで作るのだろう。「安倍惨敗」号のときは首相の顔の上に文字をペーストしたことで読者からクレームがあったはずだ。それならとデザイナーが腕に縒りをかけて作ったのが「安倍逃亡」号だ。良くできていることを認めないわけにはいかない。歴史の資料としてのこるだろう。表紙はすっきりして、左下の赤丸の中に「本誌がつかんだ全情報総力40P」とあるだけで、普段はある小さな活字の「ゲロ」はなく、真ん中に安倍首相の醜くゆがんだ顔写真が大きく印刷されている。それだけではない。辞任のかわりに逃亡ということばを使ったのは、まぁ良しとしよう。文字を大きくして、ヒビが入っているのもかまわない。こんなレタリングはスポーツ紙やタブロイド紙には良くあるこだし、もはや高級紙とはいえないアサヒにふさわしいデザインだ。(会田の《美少女》参照)
 わたしが言いたいのは、そのことではない。この「安倍逃亡」の文字を「週刊朝日」の雑誌名の上に置いたことだ。これなら文句ないだろう、お望みどおり安倍の顔の上にペーストしなかったぞというわけだ。そして、じつは安倍首相のとっておきの醜い顔写真をハッキリと見えるようにしたのだ。デザイナーの高笑いが聞こえるようだ。きっと、石原壮一郎が捏造した「アベする」という言葉を口にしていたのだろう。朝日は一国の首相の顔に文字をペーストし侮辱を加え、そのことを恥じずに、薄ら笑いを浮かべて、さらなる侮辱を加えたのだ。こんなものがいったい言論の自由だろうか。ただ卑しいだけだ。朝日新聞に災いアレ。

途中です。「小沢と『お冷や』」はつづきます。

2007.10.02[Tue] Post 00:03  CO:0  TB:0  テレビ  Top▲

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