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もとは美術展評のブログ 絵画と映画と小説と、そして哲学を少々

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激流中国

「激流中国」と「中国の危ない食品」

 近頃、美術展評をさぼって、映像のことばかり書いている。それもだんだんと政治的な話題になって、とうとうCIA陰謀説を言い出すまでになってしまった。
 陰謀説を言い出すのは老人性痴呆の始まりかもしれない。だから、あまりテレビを見ないことにしている。見るときはボンヤリと注意散漫に見ることにしている。それでも、あやしい映像がたくさん流れている。
 NHKで、文化大革命の下放を生き延びた人たちのインタービュー番組を見た。よくもこんな番組が作れたものだ、毛沢東批判でも始めるのかと思いながらも、どうも怪しいのである。インタビューの最中、カメラが室内をときどき撮すのだが、そのインテリアが豊かで知的な雰囲気なのだ。わたしはこういうカットを見ると途端に疑い深くなる。テレビドラマでは良くあるカットで、その部屋の住人の生活水準や趣味を表現するためのカットだ。わたしは、落ち着いてユーモアさえ交えて話す人たちに共感しながらも、どこか納得できない感じが残った。そしてテレビのチャンネルを変えた。文化大革命でどれだけのひとが苦しみ死んでいったことか。下放から再び都会に戻れなかった若者たちもたくさんいただろうに。
 NHKの「激流中国」が評判のようだ。しかし、上の番組と同じような中国当局の情報宣伝活動の感じがする。NHKは中国の検閲を受けており、シリーズのどの回も中国共産党の圧政そのものを告発していない。第4回 「民が官を訴える ~土地をめぐる攻防~」は、共産党がショッピングセンターを建てるために立ち退きを命令し、怒った市民が裁判に訴えるのだが、彼らが冷静になろう、裁判所で興奮するのはやめようと話し合っている場面にはおもわず笑った。カメラ・アングルを含めて、ハッキリ言ってやらせだ。あきらかに検閲をうけており、中国共産党のシナリオどおりに番組を作っている。いま中国全土で立ち退きの問題で騒動というより暴動が起きており、死者もたくさん出ていることは周知の事実だ。しかし、そんなことがないかのような番組をNHKは流している。
 最近、『中国の危ない食品』の著者周勍がいろいろなテレビ番組に出ている。天安門事件で牢屋に三年入っていたというふれこみだが、日本人はそれを聞くと、すぐに反共産党政府の民主化運動家と思ってしまうが、それが怪しい。周勍さんは、慎重に共産党独裁批判は避けている。彼の批判は市場経済のゆがみだけに向けられている。言論の自由も賄賂も格差もどれも市場経済の問題なのだ。言論の自由は政府を批判する自由ではなく、危ない商品を告発するマスコミの自由、危ない商品の情報を知る自由がないと言っているだけだ。役人が腐敗してるのは共産党独裁ではなく、金儲け主義のためだといっている。
 このことは、「激流中国」に関しても同じ編集方針だ。「ある雑誌編集部 60日の攻防」も共産党独裁に決してふれない。しかも、これらは外国むけで、北京オリンピックをひかえて、中国は民主化を進めていますよ、格差は市場経済化が進んでいるからですよ、どんどん投資してくださいといっているように思える。
 ところが、インターネットを通じて国内にも番組が流れてしまった。貧富の差をみて市民の嫉妬心をあおりたててしまった。あわててアクセスできないようにした。ということではないかと睨んでいる。
 そうそう、周勍さんの著書で中国の食品が危ないことが世界中に広まった。それに、世界各地で、有害食品が摘発された。輸出の減少もあるが、目下、一番の心配は北京オリンピックの食事だ。ボイコットだって起きかねない。たぶん、どの国も食料を持ち込むだろう。それじゃ、世界に中国の晴れ姿を見せられない。そこで、周勍さんに一肌脱いでもらって、中国当局も食品の危険を十分知っているということを世界に流してもらったのだろう。だから、第十七回共産党大会中に外国に出してもらえたのだ。
 中国の情報操作は実に巧みだ。ミャンマーの軍事政権もすこしは中国に学んだ方がよい。
PS:インタービュー番組も「激流中国」の一部だったのかもしれない。
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2007.11.14[Wed] Post 00:20  CO:0  TB:0  NHK  Top▲

スーチー女史のピアノ

産経新聞でイギリスの団体がスーチー女史のピアノが壊れたので新しいピアノを贈るという記事を読んで、ナンダカナーと思っていたら、Canadian Pressにそれに関する記事があった。それを転載する。


 LONDON - A group of prominent British women has raised funds to send a piano to detained Myanmar opposition leader Aung San Suu Kyi, a British newspaper reported Sunday.
The Sunday Times said the group, led by actress Maureen Lipman, hoped to replace the broken piano currently owned by the music-loving democracy advocate, who has been under house arrest for years.
"It just seemed a good and nice idea," Lipman was quoted as saying.
Visitors have reported that Suu Kyi helped pass the time in detention by playing works by Bach and other composers. The Sunday Times said her piano had broken down through heavy use in Myanmar's tropical climate.
The newspaper said Eurythmics singer Annie Lennox, film producer Norma Heyman and arts fundraiser Joyce Hytner were among supporters of the plan. It said the group had already raised money for the piano, but had not yet bought one or settled on a way to ship the instrument to Myanmar.
Lipman could not immediately be reached for comment Sunday.
Suu Kyi's National League for Democracy won 1990 elections in Myanmar, also known as Burma, but the ruling military junta refused to hand over power. Suu Kyi, 62, has spent about 12 of the past 18 years in detention without trial. She was awarded the Nobel Peace Prize in 1991.


 この手の怪しい美談記事は日本の新聞にもよくのりますが、わたしは、スーチー女史が憂国の士だとおもっていないので、なんともやりきれない気になります。


スーチー女史と自宅前

2007.11.08[Thu] Post 22:14  CO:0  TB:0  美術展評  Top▲

松井冬子(6)


 松井冬子の『自画像を語る』をyoutubeで見た。
 松井えり菜のほうが美人に見えた。
 声と知性は昔どおりだった。
 容貌が自慢ならカメラ・アングルと照明に注意したほうがいい。
 できれば、専属カメラマンを採用することを勧めます。
2007.11.06[Tue] Post 21:13  CO:0  TB:0  -松井冬子  Top▲

小沢一郎の辞任会見

 小沢一郎の洞察


 小沢の辞任会見を見た。小沢一郎は正しい。
 「民主党は政権交代が目的であり、政権に入ることが目的ではない」と民主党の役員会が連立に反対したらしいが、これって反対だろう。最初は小沢が言っているのかと思った。
 辞任会見では、小沢は繰り返し、「連立は政権担当能力を示すことが目的であり、政権に入ることが目的ではない」といっているではないか。
 小沢は、政権担当能力を示さないと民主党は負けるといってるのだ。そのためには「生活第一」の約束をはたさなけれならい。生活第一とは聞こえが良いがばらまきのことだ。バラマキを約束して参院戦に勝った。ところが、自民がバラマキを始めた。負けたときは、そときの敵の作戦を使うのがゲームの鉄則だ。
 小沢はハッキリと言っている。「生活第一」を実現するために参院でいろいろ法案を出しても 衆院で通らない。自民は立法ではなく、行政権でバラマキを始めた。やっぱり実行力があるのは自民党だと言うことになる。それならどうしたらいいのか、連立をして政策合意というかたちで、バラマキを自分たちの成果にするほかない。だから、小沢は連立を選んだ。政権に入るためではなく、政権を奪取するために。そのことがバカな菅と鳩山にはわからない。ドイツのCDUとSPDの大連立で、SPDは政権担当能力を示して、のちにFDPと小連立を組んで政権を取った。民主党はそんなに待つ必要はない。次の総選挙までだったのだ。連立をしなければ自民党のバラマキの効果は全国に広がるだろう。とにかく連立して、総選挙になったら、選挙区を調整すればよい。調整に失敗すれば、連立を解消すればいいのだ。そのぐらいのこと小沢は考えていたはずだ。 
 愚かなる民主党よ。小沢は200議席というが、小選挙区だ。そんなに獲れないだろう。
 小沢の生活第一というバラマキ政策には賛成できない。国を破滅させる。しかし、小沢が壊し屋だというのは誤解である。小沢は優れた戦略家である。彼の情勢判断は正しい。しかし、残念なことに彼には憂国の情が欠けている。

2007.11.04[Sun] Post 18:10  CO:0  TB:0  美術展評  Top▲

小沢の失敗

小沢一郎の失敗

みんな混乱している。小沢と福田のどっちが連立を持ち出したのか?
前回は、福田が小沢を金の問題で脅したのではないと推測した。それだけが、小沢が衆院選挙で負ける原因になるからだ。もちろん安倍追放で味をしめている渡辺恒雄も小沢に圧力をかけている。
 両者とも政策の実現のためと言っているが、これは嘘である。小沢はもちろん政策なんかどうでもよい。選挙に勝てればいいとばらまきをやっているだけだ。福田も特措法なんか実はあまり感心がない。特措法なんか通らなくても党内で政局にするものはいない。福田の所為ではないからだ。マスコミがキャンペーンする心配もない。そうなれば、バカな世論も大丈夫だ。福田のやりたいことは中国と朝鮮に媚びることと官僚の利権を守ってやることだ。これは読売が安倍を追放してくれたことで、すでにやりたい放題だ。それなら福田は連立で何をしたいのか。ちょっと分からない。ただ、福田の心配は民主党と自民党の中の保守派が一緒になることだけだ。この心配は媚中派の渡辺恒雄にも共通している。
 実は小沢は金の問題のほかに、失敗を二つしている。
 一つは、テロ特捜法延長に反対したことだ。もちろん衆議院解散に追い込むためだ。安倍追い落としには有効だったように思えるが、期限切れになってみれば、別にたいしたことは起きなかった。ただ、小沢が支離滅裂なことがあらためて明らかになっただけだ。「世界」の論文で辻褄を合わせようとしてさらに失態を繰り返した。これに対してマスコミはまだキャンペーンをはっていない。小沢は何とか誤魔化そうとしている。それには福田の協力が必要だ。
 もう一つは、だれも指摘してないが、小沢自身は気づいているのだろう。今度の衆院選挙は200が精一杯だと予想しているらしい。前回の記事で、今度の大連立での最大の疑問は「なぜ、次回の選挙で大勝利することが確実なのに小沢は連立に積極的なのか」ということで、そして小沢が唯一負ける可能性はお金の問題だと推測した。読売などのマスコミにキャンペーンされたら必ず負けるからだ。小沢は安倍の惨めな姿を思い浮かべたにちがいない。
ところが、金の問題がなくても、次の選挙で民主党は勝てないと小沢が予想しているというのだ。これはたぶん小沢の予測が正しい。もちろんこれは菅や鳩山には理解できない。しかし、先の参院選挙で全国をまわった小沢は何故勝ったかしっている。それは容共的態度とばらまきの二つだ。ところが、今度は自民党がリベラルと称する露骨な容共的態度とばらまきで対抗してきたのだ。ゲーム理論でいちばん有効な作戦は、負けたら、次は相手と同じ作戦をとることだ。いま、保守派の麻生も全国もまわっているがたぶん地方の活性化など真っ当な意見は票の獲得になんの役にもたたないだろうが、選対委員長の古賀誠が全国を回って行っている公共事業のばらまきは、票獲得に絶大な力を発揮することは、元田中派の小沢は肌でしっているのだ。
 たぶん、小沢の判断は正しい。小選挙区制だから、200を切る可能性もある。連立がだめなら党首を辞めるという判断も正しい。これは支離滅裂な判断ではない。正しい判断だ。小沢は大連立ではなく、政界再編成を目論んでいるのだろう。でも、もうだれも小沢を信用しないだろう。それでも保守とリベラルの2大政党ができるなら小沢は満足にちがいない。
2007.11.04[Sun] Post 14:49  CO:0  TB:0  テレビ  Top▲

小沢と福田の笑い


小沢福田党首会談


 この会談は、福田が山田洋行の贈収賄事件に関して小沢を脅すためだったのではないか。
 小沢はシーファー大使とは公開で会談をした。常々、党首会談は議会でと言っていたにも拘わらず突然小沢は党首会談を受け入れた。しかも、秘密会談だ。特措法問題なら秘密会談にする必要はない。会談のあと福田はにやにやして、小沢は不機嫌だった。これはたぶん福田が小沢を恐喝したということだ。第二回党首会談では、具体的な取引が成立したのだろう。会談のあとは、福田は非常に満足な笑みを浮かべていたし、小沢も元通りの笑いを笑っていた。
 大連立の話はブラフだと思う。次期総選挙で勝利確実と言われる小沢は、たとえ首班でも大連立を受け入れるとは考えられない。そもそも、権力にしか興味のない福田が首相の座を小沢に渡すわけがない。国民のために協力できることは協力してというが、国民どころか国家のことさえ気にかけない人間が笑止である。だから、連立を話し合うための会談というのは嘘である。もしそうなら、小沢は公開で会って福田を笑いものにすればいいだけではないか。そんな危険を福田が冒すはずはない。秘密会談は秘密の取引をするためだ。連立の話なら、当然首班は誰にするか話し合わなければならない。それならなぜ第二回会談のときも途中から両党の幹事長が退室したのか。まったく、不可解である。
 それからもっと怪しいのは、第一回会談が予定されたときは特措法のことだと言われていたのに、会談後は大連立の話らしいということになった。自民党の幹部もしらなかったらしい。みんなポカーンと口を開けていた。小沢は民主党に連立の話を持ち帰った。民主党もポカーンとしている。その他の党も公明党を含めてポカーンとしている。大政翼賛会だとかファッショだとかぶつぶついうのがやっとだった。途中からフィクサーは読売の渡辺恒雄だという情報も流れて、いっそう怪しさがつのり盛り上がりに欠けてきた。
 政権が目の前にある小沢がなぜ福田と会わなければならなかったか、二人の笑いから推測してみると小沢は福田に弱点を突かれたのだ。小沢の最大の弱点は金だ。福田にも金の問題はある。総連がらみだから本当は小沢より政治家として腐敗しているともいえるのだが、総連がらみだからマスコミに守られている。小沢も今のところ攻撃されていない。しかし、マスコミのご機嫌を損ねたらいつ攻撃されるかわからない。そこで、守屋証人喚問があった。山田洋行から受け取った献金600万円を返還している。これは表向きの金で実際の金の動きはわからない。福田はたぶん検察から捜査の報告を聞いたのではないか。それを匂わせて脅迫したのではないだろうか。
 と書いたところ、じつは、提案したのは福田だが、大連立に積極的だったのは小沢だったというのが民主党の役員会での感触らしい。そんなバカな。小沢が解散総選挙に追い込むとずーと言っていたのじゃないのか。政権獲得を目の前にして、福田首班の連立政権を喜んで受け入れるなんてありえない。これで福田の小沢脅迫説は真実味を帯びてきた。連立がなくても、小沢はずるずると後退するぞ。小沢は防衛庁疑惑の検察方針が決まるまで動けなくなる。まずは恒久法だ。
 これはもちろん二人の笑い顔から推量しているだけだけど。
  それから、民主の石井一が公明問題を追求したけれど、これはもちろん小沢が承知していたはずだ。連立構想とどんな関係があるのだろう。
    

2007.11.02[Fri] Post 19:01  CO:0  TB:0  テレビ  Top▲

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