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もとは美術展評のブログ 絵画と映画と小説と、そして哲学を少々

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『中岡真珠美展』(アートフロントグラフィックス)

この展覧会を見たわけではない。昨日、上野の森美術館に『ネオテニー展』を見に行って、無料でおいてあった産経新聞をもらってきた。そこに「(和)」の署名で『中岡真珠美展』の評が載っていた。ちょっと変な感じがしたので、産経ニュースから引用する。

白い画面上にピンクや薄いブルーの淡い色彩が浮遊する。さわやかな風が吹いているようだ。作者は風景そのものを描くのではなく、気になる風景を写真に収め、それをモチーフにキャンバスにアクリル絵の具で描く。
たとえば「relation-ship」。全体がピンクなどの淡い色彩に包まれている。目をこらすと、画面中央にうっすらと三角形の白い色彩が見えてくる。金沢の兼六園を描いたもので、白い部分は松に施された雪つりだという。事物の色彩を解体し、再構成して抽象的な世界を構築しているのだ。
画面に筆跡を残さないのも特徴。漆に似た樹脂の塗料を用いて、塗った塗料をみがき、滑らかな表面を形成。工芸的な個性を加えている。


写真の代わりにスケッチにして、技法を染み込みにすれば、そのまま津上みゆきの評に使える。絵画制作も評論執筆もどうやらマニュアル化しているようだ。たぶん、これはグリーンバーグが「十丁目のタッチ」の克服を目指したという『ポスト・絵画的抽象』のマニュアル化なのだ。

現代絵画はいまだグリーンバーグの呪いから逃れられないようだ。
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2009.05.21[Thu] Post 22:59  CO:0  TB:0  -中岡真珠美  Top▲

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