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もとは美術展評のブログ 絵画と映画と小説と、そして哲学を少々

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『ルノアール - 伝統と革新』 国立新美術館

ポーラ美術館で見たボナールの裸婦に欲求不満が残っていたところ、ルノアール展が開催中だと知った。『ルノアール+ルノアール展』(Bunkamuraザ・ミュージアム08年)で見た『陽光の中の裸婦』や『ぶらんこ』の印象が強く残っていたこともあって、国立新美術館にルノアールを見に行った。

千住博は「ルノワールが王道だ」と言っていたけれど、たしかにルノワールはすぐれた技法の持主といえる。しかし、その技法で何を描いているかというと、童顔の豊満な肉体の、誰もが知っているルノアール調の女性をたくさん描いている。ニョウボは「ルノアールは東郷青児だ」というのだが、今回の展覧会でも、東郷青児ほど図案化されているわけではないけれど、着衣でもヌードでも、これほど同じ調子の人物画を並べられると、どうしてもイラストや挿絵にみえてしまう。

ルノアールは情感豊かな世界を表現しているので、絵画の内容が形式的なものを抑圧してしまい、それだけ色などの絵画の面白さが伝わってこない。はじめは丁寧に見ていたのだが、途中からルノワールのロリータたちに飽きてしまい足早に会場をあとにした。

ルノワールは印象派のブーグローではないか。

ポーラ美術館でマチスの「テーブルの影」をもう一度見にいくつもりだ。
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2010.02.23[Tue] Post 22:40  CO:0  TB:0  -ルノアール  Top▲

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